Lesson 082 - 条件付き書式について(3)
Yujiro Sakaki
榊裕次郎の公式サイト – Transparently
5つ目の関数、COUNT(かうんと)関数と呼ばれているものです。
どういう関数かというと、数値データの個数を数えてくれる関数です。MIN関数で使用したデータシートを再利用してみましょう。
この赤い四角の中で、データはいくつあるでしょう?
この関数も、「その他の関数」→「統計」の中にあります。
COUNT関数のはじまりは「C」なので、意外と早く見つかると思います。
SUM・AVERAGE・MAX・MINと同様のダイアログボックスが出てきました。 自動取得された範囲が異なりますので、再取得してください。
最後にOKをクリックします。
セルA1からA5までの間で、数値データはいくつありますか? という関数の問いかけに対して、「5」という結果が算出されました。
簡単ですが、注意点がひとつ。
この5個あるデータのうち、ひとつを文字列データに変更してみます。
COUNT関数が入力されているセルは「4」と再計算されました。
数を数えてくる関数なのですが、文字列データは数えてくれないということです。実はSUM・AVERAGE・MAX・MINも選択した中で、文字列データがあった場合は無視されます。
数えてくれないのは当然といえば当然なのですけど、数を数える関数というと、文字列まで数えてしまいそうな気がしてしまいますからね。ここは注意してください。
改めて、COUNT関数は、数値データのみ数えます。
[char no=”1″ char=”さえちゃん1”]実際の業務では、COUNT関数ってあまり使わない印象です。あとのLessonで勉強するCOUNTA関数のほうをよく使いますね。数値データのみをカウントする、ということはかなり限定的です。[/char]