Lesson 010 - Excelのレイアウト設計
Yujiro Sakaki
榊裕次郎の公式サイト – Transparently
5つ目の関数は、COUNT(かうんと)関数 です。数値データの個数を数えてくれます。
数値データの個数を数える、という表現はあまり聞き慣れないかもしれませんが、ここではセルの中に数値がいくつあるかを数える、と理解しておいてください。
MIN関数で使用したデータシートを再利用してみましょう。さて、この赤い四角の中で「数値データ」はいくつあるでしょうか?
この関数も、「その他の関数」→「統計」の中にあります。
COUNT関数は「C」からはじまる関数なので、リストの上の方にすぐ見つかります。
SUM・AVERAGE・MAX・MINと同様のダイアログボックスが出てきました。 自動取得された範囲が異なりますので、再取得してください。
最後にOKをクリックします。
セルA1からA5までの間で、数値データはいくつありますか? という関数の問いかけに対して、「5」という結果が算出されました。
それでは、この5個あるデータのうち、ひとつを文字列データに変更してみます。
COUNT関数が入力されているセルは「4」と再計算されました。つまり、この関数の仕組みにおいて、文字列データは数えてくれないということです。
実はSUM・AVERAGE・MAX・MINも選択した中で、文字列データがあった場合は無視されます。
COUNT(カウント)という関数の名前から、文字列も含めてすべてのデータを数えてくれそうな印象があるので、この点は注意してくださいね。
しかし、やっぱりセルの中にデータが含まれていたら数をカウントしたいビジネスシーンも多いものです。こちらは COUNTA関数 の Lesson でご紹介しますので、お楽しみに。
Lesson 046 では、COUNT関数についての学習でした。