MID(ミッド)関数は、参照したセルの文字列を左から指定した数を飛ばして、そこから指定した数だけの文字列を抜き出す関数です。

抜き出すデータは、数値データ・文字列データどちらでも抜くことができます。また、出力結果はすべて文字列データとなります。

構文 =MID(文字列, 開始位置, 文字数)
使用例

=MID(B2:6,2)
セルB6のデータから、6文字目より2文字抜き出します。

さえちゃん1

開始位置を決めて、そこから文字を抽出する関数です。住所データなどを抜くときによく使うので、事務職系はLEFT・RIGHT・MIDとこの3つは覚えなきゃいけない関数ですね。

ちなみにこの関数もMIDB(ミッドビー)という関数があり、そちらは半角を1文字、全角2文字として扱います。使い方は同じです。

動画解説

関数説明

以下の住所データから「港区」を抽出しましょう。

結果を求めたいセルにアクティブセルを置き、[数式]タブ→[文字列操作]→[MID]と探していきます。

引数ダイアログに、以下のように入力していきます。

東京都区赤坂X-X-XX の「港」は4文字目にあり、そこから2文字抜くという意味なります。

そのため、「港区」が抽出されるわけですね。

さえちゃんのMID関数ワンポイントアドバイス

さえちゃん3

開始位置以降、そこからすべてデータを抽出したい! というケースもあります。その場合、文字数を100とかにしてしまえばOKです。抽出する文字がなくなると、そこで抽出を完了させます

港区赤坂X-X-XXは全部で10文字なので、残りの90文字は空白スペースが入るのでは? と考える人もいらっしゃいますが、文字の抽出が終わると関数の処理は完了します。

関数ステータス

関数ライブラリの種類

文字列操作

数式の構文

=MID(文字列, 開始位置, 文字数) 

引数ダイアログ

Microsoft 公式サポート

MID関数 - Office サポート