こんにちは! Excel講師の榊裕次郎です。
クライアントの集計において、RAWデータをRPAの技術を使って収集しているのですが、その取得したデータが正確なものかどうかをチェックするツールをExcelで開発しました。
まだExcelで? とか、脱Excelとかいいますけど、Excelはやっぱりすごいツールです。
その作業の中で、このワークシートを人に渡す際、特定のセルのみ入力制限をかける、という操作があるといいなと思い、設定をしてみました。今日はその手順について記載します。
以下の範囲選択、セル「F8:F31」まで、変更できないようにします。それ以外のセルは、自由に操作可能になる、という状況を作っていきます。
【おおまかな手順】
- ワークシートを全選択する
- [ホーム]タブ→[セル]グループの[書式]→「セルのロック」をクリック(※ Ctrl+1のセルの書式設定、[保護]タブから「ロック」のチェックボックスをオフでもOK)
- 入力制御をかけたい、セル「F8:F31」まで範囲選択
- 手順 2 と同様に、再度「セルのロック」をオンにする
- [校閲]タブ→「シートの保護」をして、「ロックされたセル範囲の選択」をオフにする
【手順1】
ワークシートを全選択する
【手順2】
[ホーム]タブ→[セル]グループの[書式]→「セルのロック」をクリック
もしくは、Ctrl+1のセルの書式設定、[保護]タブから「ロック」のチェックボックスをオフでもOK。こっちのほうがわかりやすいかもですね。
【手順3】
入力制御をかけたい、セル「F3:F31」まで範囲選択
【手順4】
手順 2 と同様、再度「ロック」をオンにする。ロックのオンは、Ctrl+1のほうがわかりやすいです。
【手順5】
[校閲]タブ→「シートの保護」をして、「ロックされたセル範囲の選択」をオフにする
以上です。
特定のセルのみ入力をしたい、というやり方のほうがよく使われるのですが、こちらはその逆になります。両方とも覚えておくことが重要ではありますが、ほかの人に「シートの保護」をかけたファイルを渡すときは、その人の入力ストレスにもなりかねません。
どういう意図で「シートの保護」をかけているかのコミュニケーションは怠らないようにしましょう。