手首骨折のブログ完結、抜釘時の日帰り入院と保険の記録。

左手首骨折と前回のブログに記載しましたが、正式名称は「左橈骨遠位端関節内骨折(ひだりとうこつ えんいたん かんせつないこっせつ)」とのことです。

思えば前回のブログを記載した際、転倒後直後によくその現場写真を撮ったなと、このブログを書く前に再読して思いました。物書きとしての血がまだまだあるようです。

【前回記事】 左手首を骨折、入院・手術と術後の記録を書きました。

骨折したのが2018年5月11日(金)、入院日が5月14日(月)、手術日が5月15日(火)の午後3時から、術後の激痛を持ったまま5月16日(水)のお昼に退院しました(術後の激痛が収まったのは2日後の朝。あの激痛はどこに? 朝起きてびっくりしたというか、ああ助かった! という安堵感に包まれましたね)。そのあと月1~2回の通院を繰り返し、手術の際に入れた固定器具の抜釘(ばってい)手術が11月27日(火)と、こんなスケジュールになりました。

まる半年かかりましたけど、いま思うと喉元過ぎればなんとやらです。

抜釘手術には、どのくらいの時間を要するのか? 検索してもあまり掲載がなかったので、手首骨折ブログの終わりとして、抜釘手術時の記録も記載しました。

以下、同じ手首骨折をしてしまった方の不安をすこしでも取り除けますように。

入れたものを抜くという手術は単純だから ―― とお医者様は仰いますけど、局部だけの伝達麻酔で意識を持ちながら手術をするというのも、日にちが近づくにつれて全身麻酔とは別の恐怖に襲われます。手術時間は約1時間とのこと、点滴・麻酔の時間が含まれているので、実際の手術の時間は40分ぐらいだそうです。

先に結果を伝えておくと、術後の体への負担は全身麻酔よりかなり楽でした(僕の感想)。抜釘した術後の痛みもチクチク程度で、なんら問題ありません。

入院時間は午前11時から。快晴かつ心地よい、コートなしでも問題ない快適な入院日でした。5分前に病院の入院受付で手続きを済ませます。書類を渡されるので、1フロア上のナースステーションへ持っていき、書類を受け取った看護師さんに病室へと連れて行ってもらいました。

病室は前回の部屋と同じ6人部屋、この日は3人の負傷者が入院をしていました。

部屋を入って、左手前の角が僕のベッドです。全力疾走できるほど健康なのに、病院のベッドで横になるというのも不思議な感覚です。

手術は14時予定との告知を受けましたが、15分ほど早まって13時45分にスタートとなりました。到着してから、1時間45分は何もせず病室のベッドの上で待機します。

ちょうどいい室温、安いビジネスホテルよりも格段に寝やすいベッド(出張族ならではの気づき)。スマホゲーム「白猫プロジェクト」に勤しんでいましたが、途中で眠ってしまいました。

前回同様、5分前までにトイレを済ませ、手渡された手術着に着替えておきます。

看護師さんに血圧と体温を測ってもらい、貴重品ボックスに財布・スマホ等しまって、その鍵を渡したらナースステーションへと向かいました。

手術室へ行く前の本人確認です。時計をしていないか、ブレスレッドやミサンガをつけていないか、などのチェックを行うという手術前の運用ルールなのでしょう。チェック完了後、同じ看護師さんと一緒に1フロア下の手術室へと向かいました。

今回は手術室内で点滴を開始するとのことだったので、手ぶらで楽でした。前回はギブスで動かない腕と、動く腕に点滴が刺さっていたので、重装備の移動でしたから。

いざすすめや手術室。

2回目の手術室となると、もう見慣れた室内となっていますので、さほど緊張感はありません。ここで手術室内の看護師さんとバトンタッチ。しかし手術室内の無影灯は、何回見ても<手術をこれから行う>という不安と恐怖に誘います。

「ここで手を洗ってください」

医療ドラマでよく見る流し台で手を洗いました。流し台は深くて広く、あの液体はポピヨンオードというのでしょうか? うがい薬のような茶褐色の液体が流れていました。ホラー映画に出てくる廃墟の病院だと、これが血のりやゾンビの肉片として描かれるのかと、想像力が過剰に働きます。

手術室にいる看護師さんたちに指示されるまま細長いベッドに横になりました。反発力もよく、なかなか快適です。手際よく酸素計測器、心電図、血圧測定器具を僕の体に取り付け、そして見上げればそこには無影灯。このとき、誰もがいろいろな医療系ドラマを思い出すことでしょう。

大門未知子は3回ほどよぎりました。

手術室内には前回同様、ラジオが流れていました。

CMに入ってFM80.0(TOKYO FM)だということに気づきます。普段89.7(Bay FM)リスナーにとって、この声は誰だろう? と、一人クイズの開始です。

点滴開始、伝達麻酔開始、次第に左腕がしびれてきて、先生のご入場。

伝達麻酔が効いてきたところで「よしやるよー」の合図で手術開始。ぶわっと広がった青いシートで全身を覆われます。顔だけ穴が開いていました。首は反対側を向いているので、執刀医となる先生の顔は見えなくなりました。

手術スタート。始まってしまえば、手術前の恐怖は不思議と消えていくものです。

局所麻酔とはいえ、腕を何かをされているという感覚はずっとあります。触られている感覚、持ち上げられている感覚、引っ張られている感覚…。けれども痛みはありません。心拍数が緊張によって上がらないよう、引き続きの一人クイズ、ラジオの声の主は誰か? そのことだけをずっと考えていました。途中、ふとVRをつけながら手術したらいいんじゃないだろうか? というアイデアも出てきましたが、患者の顔が見えなくなるというリスクがあるので、それは駄目そうですね。

ラジオは本当におもしろかった。手術中というストレスはあったので、誰と対談をしているのかもわからず、会話の中身すらまったく入ってこない、単なるサウンドとしてのラジオ。

誰なのか最後までわからず、術後に調べてみると、正解は高橋みなみの「これから、何する?」という番組でした。高橋みなみとはまったく想像もできなかった。けれどもあの手術室に高橋みなみの声は心地よかった、というのが本音です。ちょっとだけ甲高い、元気の塊みたいな声で、それがよかったんだろうと思います。午後はこれからTOKYO FMにしようと思います。

「終わりましたよー」

力の抜けた腹筋に意識を集中して起き上がり、感覚のなくなった左腕に三角巾を巻いている際、目の前に見つけた時計を見上げると、時刻は15:05でした。すっと時間が頭に入ってくる、見やすいシンプルな白い時計でした。予定では1時間とのことでしたが、伝達麻酔がなかなか効いてこなかったせいもあり、予定よりも2、30分遅れてしまったかなと思います。手術の予定がずれるというのは、患者の麻酔の時間なのだとそのとき勝手な理解をしました。

外の看護師さんに引き渡され、病室まで歩いて帰宅です。

病室で手術着のまま30分の経過観察、すべての点滴が落ちる前に終了となりました。

遅れて効いてきた麻酔のため、完全に左腕が動かず、点滴終了後は服を着るのを看護師さんが手伝ってくれるというのですが、手術着を脱ぐとゆるゆるのトランクス一丁だったので、ここはなんとかがんばる旨を伝え、一人で服を着ました。

独身貴族、ここでパートナーがいればということを痛切に感じる瞬間です。服を着るにも、腕一本全く動かなければ最低5分はかかりますね(どっちから手を通せばうまく着れるか?)。

看護師さんが「お会計出ました! あとこれプレゼントです」といって、中に入っていたものをいただきました。こんなものが入っていたから、アメリカの空港で何度も止められたわけですね。手術時に傷が入ったとはいえ、ぴかぴかなので新品同様のように見えました。

お会計がわかるまでベッドで待機。そして帰宅となりました。

看護師さんの話を聞くと、僕のベッドにはまた新しい患者が今夜から入るようで、どんだけみんな骨を折っているのかしらといわんばかり。怪我をしないよう、今後はさらに(カラスに対して)気を付けたいと思います。

お会計を終えて外に出ると、どうしても病院真向いにある「コロッケ西郷亭」のメンチカツが食べたくなって、片腕のまま店主にお手伝いいただき爆買いしました。駒澤大学駅をご利用される方、ここのコロッケはおいしいので、ぜひお立ち寄りください。あと竜田揚げ。激うまです。


ここで、手首骨折をしてかかった費用の会計です。

  • 7,430円(骨折時、病院ではなくクリニックで処置)
  • 10,870円(紹介状を書いてもらい、病院で検査)
  • 165,100円(入院3日間)
  • 370円(通院1:抜糸・術後検査)
  • 1,210円(通院2)
  • 6,480(手術証明書の発行:保険申請のため)
  • 1,210円(通院3)
  • 1,380円(通院4)
  • 1,210円(通院5)
  • 1,210円(通院6)
  • 5,070円(通院7:手術前検査)
  • 26,870円(抜釘手術:日帰り入院)
  • 370円(通院8:術後処置)
  • 370円(通院9:抜糸)
  • 370円(通院10:最終確認)

総額:229,520円 でした。

高額医療保険請求をして戻ってきた額は、

106,095円

入っていた保険「かんぽ生命保険」で戻ってきたのは、

117,000円(初回)+ 9,000円(抜釘時の日帰り1日入院分)

累計:232,095円

手首骨折という貴重な体験の総額は2,575円黒字となり、だいたいトントンとなりました。

抜釘するときに傷害保険は下りないのか? という疑問をネット上でよく見かけましたが、抜釘手術込みの価格になっているので、抜釘時は入院保険しか出ないという計算になります。

高額医療費に関しては、市区町村によって異なるかと思いますが、3カ月後に区役所から通知がきて、それに返信し審査合格すると振り込みがなされるという形式です。

健康保険ありがとう。高額医療費請求は返送して1週間後に振り込まれました。


最後に、僕は個人事業主として活動をしていますが、郵便局のかんぽ生命保険に入っていて、とってもよかったなと感じたことをご紹介します。

入った理由は、僕がフリーターでどうしようもない時代、両親が学生時代に何かあったら困るからということで、積み立て・掛け捨てタイプの「養老保険」というものを、満期となる26歳まで支払ってくれたのですね。総額支払い600,000円、満期は300,000円キャッシュバックというプランだったかと思います。

それが満期になり、300,000円戻ってきた(親のお金ですが)ことが嬉しかった。この300,000円は、僕にそのままくれました。しばらく保険は何も入っていなかったのですが、独立後に屋号で銀行の通帳を作成できた際、そうだと思い立って、この積み立て掛け捨て型のかんぽ生命に入りました。

月額負担は16,620円。満期までの支払総額は400万円、53歳のときに300万円が戻ってくるプランです。掛け捨て部分は約100万円となります。

今回の骨折で、掛け捨て部分の126,000円は回収できた、という感じでしょう(^^;

確定拠出型年金や投資信託など、お金を増やすための金融サービスに目を向けることも大事ですが、自営業者は守りを固めておかないと、いざというときのダメージがかなり大きいため、この郵便局の積み立て型タイプの保険が、今回の件もあり一番手頃で満足しています。

保険金入金手続きもシンプルで、局員さんから保険金の振り込みは10日以内と伺っていますが、だいたい申請書類提出した、翌週の週初めには振り込まれています。このスムーズさが僕にとっては信頼のある商品となりました。


入院した病院は、駒沢大学駅そばの駒沢病院です。うちから近い病院なのですが、手首のスペシャリストの先生がいるとのことで、最初のクリニックより紹介状を書いていただきました。

昔から知っている病院で、当時は昭和の雰囲気が漂う、暗くて怖い病院でしたが、入院自体はとってもというか、術後の痛みに悶えていた時間以外、かなり快適でした。看護師さんも親しみやすい人でしたので、入院生活も比較的快適に過ごすことができました。

また、忘れてならないのは今回の骨折で、デルタ・ワン(デルタ航空のファーストクラス)にも乗れたという貴重な経験もできましたし、骨折程度では日本人はなかなか席を譲ってくれないという冷たさも知りました(一人だけ、とても素敵なマダムは譲ってくれました)。

左手首とはいえ、左手が使えないことでトイレットペーパーを使うことは困難になります。服を着るのも一苦労。寝返りも打てなくなる、お風呂もごみ袋で保護し、お布団を敷くのも困難、キーボードのタイピングは遅くなる、掃除もうまいようにできない。日常生活の不便さを体験しました。

さすがは戌亥天中殺の執行期間。まあ楽しみました。いい期間でした。このブログを記載した時間軸は術後すぐなので、これからまた左手が使えるようにリハビリをしないとなのですが、早く腕立て伏せができるよう、ジムでトレーニングをしていこうと思います。

以上が記録です。ご一読ありがとうございました。

そして、これをGoogle検索からたどってきた手首を骨折した方へ最後にひとこと。折ってしまったことはしょうがないので、その期間は日常生活からまったく別の世界が見えてきます。その不便さの中にも発見があるので(特に一人では生きていけないという点)、毎日を楽しんでください。

どれだけの小さな感謝があったか、数えきれないくらい気づくことと思います。自分自身もこの期間に受けた感謝の数々を忘れないようにしていきます。

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