Lesson 031 - 自動保存について
Yujiro Sakaki
榊裕次郎の公式サイト – Transparently
Excelのみならず、コンピュータには標準装備で「元に戻す」という機能が備わっています。操作に失敗したら、ひとつ前の手順に戻す、という機能です。
Excelでは、おもに2通りの方法があります。
クイックアクセスツールバーの「元に戻す」ボタンはこちらです。
これを一回押すと行った作業がひとつ取り消されて元に戻ります。
Excelの場合は優秀なので、この記事を書いた当初のExcel2010の頃と同様に、100手順まで戻ることが可能です。
ただし、元に戻せない動作もあります。それがシートの操作です。
ですので、移動やコピーであれば、手動で戻すことは可能ですが、シートの削除をしてしまったら、シートに記載したデータは復元ができません。
削除は慎重に行いましょう。
それでは、操作を説明していきます。「Sheet1」を削除しますので、「Sheet1」と記載されたシート見出し上を右クリックします。
操作手順は非表示と変わりませんが、この削除をクリックすると……。
このダイアログボックスが登場します。
このダイアログボックスで「このシートは完全に削除されます」とあるので、元に戻すことがこの先できなくなりますよと宣告しています。
削除後、元に戻すボタンが押せなくなりました。
この点だけを注意してください。
[char no=”1″ char=”さえちゃん1”]シートを削除するときは、一回上書き保存をしてから削除したほうが安心ですね。ちなみにGoogleスプレッドシートの場合は、シートを削除しても元に戻すことができます。すごいよね。これはちょっと感動したんだ。[/char]