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Lesson 052 – 名前の定義について(2)

Yujiro Sakaki

前回のレッスンの続きです。Lesson051 で定義した名前「一月」を使ったSUM関数の数式を、セルH3に作成していきます。

表内のセルH3にアクティブセルを置いた図

セルH3をアクティブセルにしたあと、[数式] タブ → 関数ライブラリ「数学/三角」より、SUM関数の引数ダイアログを表示します。

数値1の引数ダイアログは、DeleteキーまたはBackSpaceキーで空にしておきましょう。

SUM関数の引数ダイアログを示した図

リボンの 「数式で使用 ▼」をクリックすると、定義した名前がここに登場します。

数式タブ→数式で使用をクリックした図

クリック後、引数ボックスの数値1に「一月」と出力されました。

引数ダイアログに定義した名前「一月」を表示した図

これでOKボタンをクリックします。

定義した名前を使用してSUM関数が完成した図

これで、前レッスンで定義した「一月」の範囲の合計が、無事に算出されました。

しかし、オートフィルで他のデータを求める場合は……。

オートフィルが失敗した図

当然のことながら、定義した名前がそのままコピーされるため、相対参照による取得はできません。オートフィルなどで結果を求めたいときは、名前の定義は不向きです。

名前の定義は、あらかじめ決まったデータのまとまりを計算したいときに、とても便利な機能です。

たとえば、1月〜3月の売上範囲に「第一四半期」という名前をつけておけば、合計や平均を簡単な数式で求めることができます。

第1四半期の範囲を定義した図

定義した名前は印刷範囲を確認するように、名前ボックスから確認できますので、複雑なワークシートでは強力なサポートツールとなるはずです。

以上、定義した名前を数式で使う方法でした。こちらの Lesson は以上となります。次のLesson053では、編集と削除方法についてご説明いたします。

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榊 裕次郎
榊 裕次郎
Excel講師
1981年10月生まれのてんびん座、東京都出身。趣味は、旅行と料理とワイン。2025年、万博が大いに盛り上がるためにもがんばっていきます!

引き続き、青森・秋田・岩手でのお仕事ご依頼、お待ちしております!
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