統計検定3級|流し読みレッスン 第122話

統計的な推測 ① パラメータと統計量

さえちゃん
さえ

いよいよ最終章!ここでは「統計的な推測」の全体像と、母集団パラメータ・標本統計量の区別を学ぶよ。

文字が少しずつ流れてくるから、クリック(タップ)かEnter、→キーで読み進めてね。←キーを押せば、一つ前まで戻れるよ。途中の【記憶タイム】では、紙とペンで用語を書いてみよう! Escキー(または「中断」ボタン)で、いつでも手を止められるよ。

予想学習時間:約3

Enter キーでも開始できます

第122話

統計的な推測 ① パラメータと統計量

0 / 32
速さ
統計検定3級|流し読みレッスン 第122話

統計的な推測 ① パラメータと統計量

第9章、統計検定3級の最終章に入ります。

ここからのテーマは「統計的な推測」。統計学の本丸とも言える分野です。

さえ

いよいよ最終章だね!ここまで来たあなたなら、新しい用語が出てきても怖くないよ!

統計的推測とは、「標本から母集団を推測する」分析のことです。

【記憶タイム】
統計的推測
(とうけいてきすいそく)
標本から母集団を推測する分析のこと
✍ 紙に3回書いてみよう

母集団全部を調べる全数調査は、現実には難しいことがほとんどです。

だから一部の標本を取り、そこから全体を推測するのが基本の考え方です。

では、標本から「何を」推測するのでしょうか。

推測したい対象は、母集団の「特性値」です。

代表的なのは、母集団全体の平均である母平均μ(ミュー)。

母集団における特定の割合、母比率pもそうです。

ばらつきを表す母分散σ²(シグマ二乗)もそのひとつです。

これらは母集団に存在する「真の値」ですが、直接知ることはできません。

だからこそ、標本から推測する必要があるのです。

統計的推測には、大きく2つのアプローチがあります。

1つ目は「統計的推定」。母集団の特性値を数値で推測します。

たとえば「内閣支持率は40%前後」というように、値を当てにいく方法です。

2つ目は「統計的仮説検定」。立てた仮説が正しいか判定します。

「新薬の効果は本物か、それとも偶然か」を判断するイメージです。

さえ

推定は値を当てに行く、検定は仮説の真偽を判断する。同じ「推測」でも目的が違うんだよ!

次回9-2では推定、9-3では仮説検定を扱っていきます。

ここで、推測の場面で繰り返し登場する用語を整理しておきましょう。

母集団の特性値を「母集団パラメータ」、または「母数」と呼びます。

【記憶タイム】
母集団パラメータ
(ぼしゅうだんぱらめーた)
母集団の特性値。記号にはギリシャ文字を使う(μ、p、σ²など)
✍ 紙に3回書いてみよう

一方、標本から計算した値を「標本統計量」と呼びます。

【記憶タイム】
標本統計量
(ひょうほんとうけいりょう)
標本から計算した値。x̄、p̂、s²などアルファベットやハット記号を使う
✍ 紙に3回書いてみよう

母平均はμ、標本平均はx̄。母比率はp、標本比率はp̂。

同じ「平均」でも、母集団の値か標本の値かで意味がまったく違います。

母集団の真の値はわからないので、標本統計量を「推定値」として使います。

μの代わりにx̄を、pの代わりにp̂を使う、というわけです。

さえ

「母平均はμ、標本平均はx̄」。この区別、テストでもよく狙われるから要チェックだよ!

次回は、標本平均がなぜ「確率変数」なのかを学びます。