統計検定3級|流し読みレッスン 第128話

仮説検定 ① 発想・帰無仮説と対立仮説

さえちゃん
さえ

ついに最終章「統計的な推測」の最後のテーマ、仮説検定だよ!「もしこの仮説が正しかったら」という発想から始めよう。

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第128話

仮説検定 ① 発想・帰無仮説と対立仮説

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統計検定3級|流し読みレッスン 第128話

仮説検定 ① 発想・帰無仮説と対立仮説

統計検定3級講座、いよいよ最終章「統計的な推測」の最後のテーマです。

この章では、集めたデータから母集団を推測する方法を学んできました。

最後のテーマは「仮説検定」。立てた仮説が正しいかを統計的に判断する方法です。

身近な例で考えてみましょう。

友人が「このコインは公平だよ」と言って、目の前で10回投げました。

結果はなんと、10回連続で表。あなたはどう思いますか?

おそらく「本当に公平?」と疑い始めるはずです。

さえ

私も疑っちゃうかも!だって10連続表なんて、そうそう起きないもんね。

なぜ疑うのか。公平なコインで10連続表が出る確率は、(1/2)の10乗=約0.001。

つまり1000回に1回しか起きない、とても珍しい結果なのです。

「もし公平なら、こんなことは滅多に起こらないはず」→「だから公平じゃないのでは」。

この発想こそ、仮説検定の本質です。

【記憶タイム】
仮説検定
(かせつけんてい)
「もし仮説が正しいなら」と仮定し、珍しすぎる結果が出たらその仮説を疑う手法
✍ 紙に3回書いてみよう

この考え方を正確に運用するために、専門用語を2つ覚えましょう。

1つ目は「帰無仮説」。記号はH0(エイチ・ゼロ)で表します。

帰無仮説とは、検定で「否定したい仮説」のことです。

コインの例なら「このコインは公平である(p=0.5)」が帰無仮説です。

一見「これを否定したいの?」と感じるかもしれません。

でも仮説検定では「もし帰無仮説が正しかったら」と仮定して計算するので、これが出発点になります。

【記憶タイム】
帰無仮説
(きむかせつ)
検定で「否定したい仮説」。記号H0。まずこれが正しいと仮定して計算する
✍ 紙に3回書いてみよう

2つ目は「対立仮説」。記号はH1(エイチ・イチ)で表します。

対立仮説とは「主張したい仮説」のことです。

コインの例なら「このコインは公平でない(p≠0.5)」が対立仮説です。

「公平じゃないよ」というのが、私たちが本当に主張したい結論ですね。

【記憶タイム】
対立仮説
(たいりつかせつ)
検定で「主張したい仮説」。記号H1。帰無仮説と対になる
✍ 紙に3回書いてみよう
さえ

「否定したい」帰無仮説と「主張したい」対立仮説、セットで覚えるのがコツだよ!

仮説検定の流れは「H0が正しいと仮定して計算→確率がとても小さければH0を棄却→H1を採用」となります。

「敵を仮定して、その敵を倒す」ようなイメージです。

次回は、この「珍しすぎる」の境界線を決める「有意水準」と「棄却域」を学びます。