前回、「問題の明確化」と「目的と目標の違い」を学びました。
今回は、実際の現場でこれらがどう揺らぐか、そして立ち戻り方を学びます。
「問題の明確化」も「目的と目標」も、実際の現場では絶えず揺らぎます。
最初に決めた問題が違っていたと気づいたり、目標を追ううちに目的を見失ったり。
分析作業中は、常に自分の立ち位置が揺れているものなのです。
ここで大切なのは、揺らぐことそのものは悪くないという点です。
むしろ揺らぐから新しい発見があり、より深い理解に到達できます。
問題なのは、揺らいだまま流されてしまうことです。
揺らぎへの対処法はシンプルです。定期的に「立ち戻る」ことです。
「私は今、何をしているんだっけ?」と自分に問いかけてみましょう。
「これは何のためにやっているんだっけ?」「目的に近づいているかな?」。
週に1回、月に1回、節目ごとに時間を取って自分に問いかけてみてください。
すると、知らないうちに脱線していたことに気づけます。気づけたら軌道修正すればいいのです。
さえ誰でも、何度でも揺らぐよ!だから、立ち戻る習慣が大切なんだよ!
ここまでの3話をまとめましょう。
データ分析の本質は、問題を解決すること。手法やデータは手段でした。
PPDACサイクルは、Problem→Plan→Data→Analysis→Conclusionの5段階でした。
サイクルなので回し続けます。結論が出たら、次の問題が生まれます。
P(問題の明確化)がいちばん難しく、明確化の深さに正解はありませんでした。
目的と目標を取り違えないこと。目標は手段で、目的を見失うと望む結果に届きません。
揺らいでも立ち戻る。定期的に「何のためにやっているか」を問い直す姿勢が大切でした。
さえ残差でも回帰でもない、「考え方」の章だったね!でもこれ、データ分析の土台だよ!
第8章はまだ始まったばかりです。ここからPlanとDataの段階を具体的に見ていきます。
次は『実験研究と観察研究』を学びます。データの集め方、2つの基本アプローチです。
