統計検定3級|流し読みレッスン 第97話

確率変数と確率分布 ① 確率変数とは

さえちゃん
さえ

ここでは、サイコロやコインを例に「確率変数」という考え方を学ぶよ。いよいよ第7章のスタート!

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第97話

確率変数と確率分布 ① 確率変数とは

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統計検定3級|流し読みレッスン 第97話

確率変数と確率分布 ① 確率変数とは

第6章では「サイコロで3が出る確率」のように、具体的な事象の確率を考えてきました。

ここからは、そこにもう一段、抽象的な視点を重ねていきます。第7章のスタートです。

記述統計(第1〜5章)と確率(第6章)を結びつける、新しい主役の登場です。

その主役の名前は「確率変数」。まずはサイコロの例で、正体をつかみましょう。

サイコロを1回振ると、結果は1,2,3,4,5,6のいずれかになります。

数直線上の1から6の点。サイコロの出た目が取りうる値07(X(出た目))

結果そのものが数字なので、自然に「出た目をXと呼ぼう」と決められますね。

このときXは確率変数です。振ってみるまで、値がどれになるかは分かりません。

「確率的に値が決まる変数」。これが確率変数の正体です。

さえ

「変数」が苦手な人は、Excelの空白セルを想像してね。振ったら1〜6の数字が入る器だよ!

次はコインの例です。結果は「表」か「裏」で、そのままでは数字ではありません。

数直線上の0と1の点。コインの裏を0、表を1に対応させた確率変数Xの値-12(X)

そこで、表を1、裏を0と決めることで、結果に数字を割り当てます。

こうしてコインの結果も、確率変数Xとして扱えるようになりました。

「結果を数字に翻訳する」のが、確率変数という考え方の出発点です。

【記憶タイム】
確率変数
(かくりつへんすう)
試行の結果に数値を対応させた変数。記号はX,Y,Zなど
✍ 紙に3回書いてみよう

確率変数は、大文字のX,Y,Zなどの記号で表すのがお約束です。

「確率的に値が決まる」という性質を、まずしっかり押さえておいてください。

ここで、第1〜5章で扱ってきたデータとの関係を考えてみましょう。

「クラス40人の身長」というデータは、実は確率変数のサンプルと考えられます。

「無作為に1人選んだときの身長X」という確率変数から、40個取り出したイメージです。

記述統計と確率をつなぐ橋。それが確率変数という考え方なんです。

さえ

確率変数は最初、記号だけでピンとこないかも。発想はシンプルだから、慣れれば大丈夫!

サイコロなら出た目、コインなら表裏。身近な結果に数字を当てはめるだけです。

抽象的に見えても、根っこは「結果に番号を振る」というだけの話です。

次回は、この確率変数がどんな値をどのくらいの確率で取るか「確率分布」を学びます。