統計検定3級|流し読みレッスン 第104話

二項分布と正規分布 ② 正規分布と標準正規分布

さえちゃん
さえ

ここでは、統計学でもっとも重要な「正規分布」と、その基準になる「標準正規分布」を学ぶよ。

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第104話

二項分布と正規分布 ② 正規分布と標準正規分布

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統計検定3級|流し読みレッスン 第104話

二項分布と正規分布 ② 正規分布と標準正規分布

二項分布に続いて、もうひとつの主役「正規分布」を学びます。

正規分布は連続型の確率分布で、釣鐘型のシンメトリックな曲線として現れます。

左右対称の釣鐘型をした正規分布の曲線

統計学でもっとも重要な分布と言われ、世の中のあらゆる場面に登場します。

身長・体重・血圧などの身体測定値、多人数のテストの点数。

機械の測定誤差、商品の重量や品質のばらつきなども正規分布に従いやすいです。

これらに共通するのは「多くの小さな要因がランダムに重なって決まる」という点です。

さえ

身長は遺伝・栄養・生活習慣…無数の要因の積み重ねで決まるよね。そういう状況では結果が正規分布に従いやすいんだ。

【記憶タイム】
正規分布
(せいきぶんぷ)
連続型で釣鐘型の左右対称な曲線として現れる、統計学で最重要の分布
✍ 紙に3回書いてみよう

正規分布はN(μ, σ²)と表記します。

μ(ミュー)は平均、σ²(シグマの2乗)は分散を表します。

平均170cm、標準偏差5cmの身長ならN(170, 25)と書きます。

【記憶タイム】
N(μ, σ²)
μ=平均(期待値)、σ²=分散を表す、正規分布の記号
✍ 紙に3回書いてみよう

正規分布の釣鐘曲線には、いくつかの大切な特徴があります。

左右対称の釣鐘型をした正規分布の曲線

平均μを中心に左右対称で、曲線のピークもμの位置にあります。

裾は理論上、無限に伸びながらゼロに近づいていきます。

曲線の下の面積を全部足すと、確率の合計である1になります。

μが大きくなると曲線は右にずれ、σが大きくなると横に広がって低くなります。

どんなμとσでも「左右対称の釣鐘型」という形そのものは変わりません。

正規分布の中でも特別なのが「標準正規分布」です。

μ=0、σ²=1の正規分布のことで、N(0, 1)と表記します。

標準正規分布N(0, 1)の釣鐘曲線。中心0、幅1のすべての正規分布の基準
【記憶タイム】
標準正規分布
(ひょうじゅんせいきぶんぷ)
μ=0、σ²=1の正規分布。N(0, 1)と表記し、すべての正規分布の基準
✍ 紙に3回書いてみよう

標準正規分布が特別なのは、すべての正規分布をこの形に変換できるからです。

この変換のことを「標準化」と呼びます。

正規分布N(μ, σ²)に従うXを、Z=(X−μ)/σという式で変換すると、ZはN(0, 1)に従います。

【記憶タイム】
標準化
(ひょうじゅんか)
Z=(X−μ)/σで正規分布を標準正規分布N(0, 1)に変換すること
✍ 紙に3回書いてみよう

この式、見覚えありませんか? 前回学んだaX+bの形(a=1/σ、b=−μ/σ)そのものです。

さえ

第3章で学んだ偏差値も、本質は同じ標準化だったよね。異なる正規分布を共通のものさしに揃える、それが標準化の力!

標準正規分布の確率は、あらかじめ「標準正規分布表」にまとめられていて、3級の試験でも問題用紙に添付されます。

次は『68-95-99.7ルールと両者の関係』を学びます。

さえちゃん
さえ

おつかれさま!正規分布はN(μ, σ²)、標準正規分布はN(0, 1)。標準化Z=(X−μ)/σでつながっていたね。次は『68-95-99.7ルールと両者の関係』を学んでいこうね。