統計検定3級|流し読みレッスン 第78話

事象と確率 ② 事象の用語とベン図

さえちゃん
さえ

ここでは、事象に関するたくさんの用語を、ベン図のイメージとともに整理していくよ。

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第78話

事象と確率 ② 事象の用語とベン図

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統計検定3級|流し読みレッスン 第78話

事象と確率 ② 事象の用語とベン図

前回、試行と事象という、確率を考える2つの土台を学びました。

今回は、事象に関するたくさんの用語を、ベン図のイメージで整理します。

さえ

用語がたくさん出てくるよ!サイコロの目をイメージしながら読み進めてね。

ベン図とは、全体を表す四角い枠の中に、円で事象を描いた図のことです。

まずは「根元事象」。これ以上分けられない、最小単位の事象のことです。

サイコロなら「1の目が出る」〜「6の目が出る」の6つが根元事象です。

【記憶タイム】
根元事象
(こんげんじしょう)
これ以上分けられない最小単位の事象。標本点とも呼ぶ
✍ 紙に3回書いてみよう

次は「全事象」。起こりうる根元事象を、すべて集めたもののことです。

記号はUやΩ(オメガ)。サイコロなら「1〜6のいずれか」が全事象です。

【記憶タイム】
全事象
(ぜんじしょう)
起こりうる根元事象すべての集まり。記号はUやΩ
✍ 紙に3回書いてみよう

ベン図では、四角い枠全体が全事象U、枠の中の点が根元事象にあたります。

次は「和事象」。記号はA∪B、「AユニオンB」と読みます。

事象Aまたは事象Bのどちらか(または両方)が起こる事象のことです。

Aを偶数(2,4,6)、Bを5以上(5,6)とすると、A∪Bは2,4,5,6です。

【記憶タイム】
和事象
(わじしょう)
AまたはBが起こる事象。記号A∪B。円2つを重ねた全体にあたる
✍ 紙に3回書いてみよう

次は「積事象」。記号はA∩B、「AキャップB」と読みます。

事象Aと事象Bが、同時に起こる事象のことです。

先ほどの例なら、偶数かつ5以上、つまり「6が出る」がA∩Bです。

【記憶タイム】
積事象
(せきじしょう)
AとBが同時に起こる事象。記号A∩B。円が重なる部分にあたる
✍ 紙に3回書いてみよう

和事象は円2つを重ねた「全体」、積事象は円が重なる「一部分」だけです。

次は「余事象」。記号はA^c。Aが起こらない事象のことです。

全事象からAを取り除いた、残り全部がA^cにあたります。

Aを偶数(2,4,6)とすれば、A^cは奇数(1,3,5)になります。

【記憶タイム】
余事象
(よじしょう)
Aが起こらない事象。記号A^c。全事象からAを除いた残り全部
✍ 紙に3回書いてみよう

次は「排反な事象」。2つの事象が、同時には起こらない関係のことです。

「偶数が出る」と「奇数が出る」は、同時には起こりません。これが排反です。

ベン図では、AとBの円が重ならず、離れて描かれる状態にあたります。

【記憶タイム】
排反な事象
(はいはんなじしょう)
同時には起こらない2つの事象の関係。互いに排反とも言う
✍ 紙に3回書いてみよう

最後は「空事象」。記号は∅。絶対に起こらない事象のことです。

サイコロで「7が出る」「8が出る」は、起こりえないので空事象です。

排反な2つの事象の積事象は、必ず空事象(A∩B=∅)になります。

【記憶タイム】
空事象
(くうじしょう)
絶対に起こらない事象。記号∅。排反な事象の積事象はこれになる
✍ 紙に3回書いてみよう
さえ

「排反⇔積事象が空事象」の対応、試験によく出るから覚えておこうね!

次回は、いよいよ「確率」そのものの定義に入っていきます。