第6章「確率」の入り口です。ここから統計学は新しいギアに入ります。
これまでの第1〜5章は「目の前のデータ」を要約する話が中心でした。
確率は「まだ起きていないこと」を数学的に扱う世界です。
さえ第6章スタート!新しい用語がたくさん出てくるから、ゆっくり進めていこうね。
確率を考えるには、まず土台になる2つの用語を押さえましょう。
1つ目は「試行」です。
試行とは、結果がいくつか考えられ、実際にやってみるまでどれが起こるか分からない行為です。
サイコロを1回振る、コインを1枚投げる。これらはすべて試行にあたります。
トランプから1枚カードを引くことも、立派な試行です。
2つ目は「事象」です。
事象とは、試行の結果として起こりうる事柄のことです。
サイコロを振る試行であれば「3が出る」「偶数が出る」も事象です。
「5以上が出る」も事象。事象はこちらが自由に決めてよいのです。
さえ「試行」がアクション、「事象」がその結果の切り取り方、ってイメージだよ!
ここで、試行と事象の関係を、サイコロの例で整理してみましょう。
試行は「サイコロを1回振る」こと。起こりうる結果は1〜6の6通りです。
事象の例は「3が出る」「偶数が出る」「5以上が出る」などです。
では「7が出る」はどうでしょう。サイコロに7の目はありません。
それでも「7が出る」は、事象の一つとして扱われます。
起こりえない事象は、専門用語で「空事象」と呼ばれます。
さえ空事象、気になるよね。詳しい用語整理は次回、ベン図と一緒にやろうね!
次回は、事象に関するたくさんの用語を、ベン図のイメージで整理します。
