統計検定3級|流し読みレッスン 第74話

決定係数 ① 直線の信頼度と決定係数の意味

さえちゃん
さえ

今回は、回帰直線の「信頼度」を数値で測る決定係数の意味を学ぶよ。第5章もいよいよ最終シリーズ!

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第74話

決定係数 ① 直線の信頼度と決定係数の意味

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統計検定3級|流し読みレッスン 第74話

決定係数 ① 直線の信頼度と決定係数の意味

決定係数、第5章の最終シリーズです。回帰直線を引くだけで終わらない、大事な話をします。

最小二乗法で直線が引けても、その直線が「信頼できるか」はまた別の問題です。

たとえば、勉強時間とテスト点数の散布図で、2つのパターンを比べてみましょう。

点が回帰直線にほぼ密着している散布図。信頼度が高いパターン0.110.939.395.7(テスト点数(点))(勉強時間(時間))

1つ目は、点がほぼ直線上に並ぶパターンです。回帰直線がデータをよく表しています。

2つ目は、同じ回帰直線でも、点が大きくばらつくパターンです。

点が回帰直線から大きくばらついている散布図。信頼度が低いパターン0.110.940100(テスト点数(点))(勉強時間(時間))

直線は同じでも、点がばらついていると「予測の精度」は低そうに見えます。

この「直線がどれだけデータを表現できているか」を数値で評価するのが決定係数です。

回帰直線が引けても、それが信頼できるとは限りません。同じ式でも説明力に差が出ます。

さえ

同じ直線でも、点のばらつき方で信頼度が変わるんだね!その違いを数字にするのが決定係数だよ。

決定係数は、記号でR²(アールにじょう)と書きます。

回帰式が、目的変数をどれだけ説明できているかを表す指標です。

【記憶タイム】
決定係数
(けっていけいすう)
回帰式が目的変数をどれだけ説明できるかを表す指標(記号R²)
✍ 紙に3回書いてみよう

決定係数は、必ず0から1の範囲に収まります。

R²=1なら、回帰直線がデータを完璧に表現しています(残差がすべて0)。

R²=0なら、回帰直線はデータをまったく表現できていません。

R²=0.8なら、目的変数のばらつきの80%を、説明変数で説明できています。

R²=0.3なら、目的変数のばらつきの30%しか、説明変数で説明できていません。

つまり決定係数は「Yのばらつきのうち、何%をXで説明できるか」を示す数字です。

【記憶タイム】
説明力
(せつめいりょく)
決定係数の別名。目的変数のばらつきを説明変数で何%説明できるか
✍ 紙に3回書いてみよう

具体例で考えましょう。勉強時間とテスト点数のデータで、点数は人によってバラバラです。

このばらつきを勉強時間でどれだけ説明できるか、というのが決定係数の意味です。

R²=0.8なら、点数の差の80%は勉強時間の違いで説明できます。残り20%は別の要因です。

R²=0.3なら、点数の差の30%しか勉強時間で説明できません。70%は別の要因です。

「点数の差は勉強時間の差からどれくらい予想できる?」にパーセントで答えるのが決定係数です。

さえ

決定係数は「ばらつきのうち何%を説明できるか」ってイメージだね!パーセントで考えると分かりやすいよ。

今回のポイントを整理しましょう。

決定係数R²は、目的変数のばらつきのうち説明変数で説明できる割合を表します。値は0〜1です。

次回は、決定係数と相関係数の関係、そしてExcelのRSQ関数を学びます。