統計検定3級|流し読みレッスン 第58話

相関係数 ③ 値の読み方とまとめ

さえちゃん
さえ

ここでは、相関係数の値をどう読むかと、相関係数シリーズ全体のまとめを学ぶよ。

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第58話

相関係数 ③ 値の読み方とまとめ

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統計検定3級|流し読みレッスン 第58話

相関係数 ③ 値の読み方とまとめ

前回、相関係数はCORREL関数で一発計算できることを確認しました。

今回は、出てきた値をどう読むかを学びます。

まず、値の範囲のおさらいです。

相関係数は必ず−1から+1の範囲に収まります。これがCORRELの大事な性質です。

【記憶タイム】
rの範囲
相関係数rは必ず−1から+1の範囲に収まる
✍ 紙に3回書いてみよう

r=+1なら完全な正の相関、r=0なら無相関、r=−1なら完全な負の相関でした。

実際のデータでぴったり+1や−1になることはほとんどなく、途中の値が普通です。

次に、相関の強さの目安を見てみましょう。

相関係数の絶対値(符号を取り除いた値)から、相関の強さを判断します。

たとえば、10人の勉強時間とテスト得点で、r=0.85が出たとします。

勉強時間とテスト得点が右肩上がりの直線に近く並ぶ散布図(r=0.85の強い相関)0.110.934.897.2(テスト得点(点))(勉強時間(時間))

点が直線にかなり近く並んでいます。これが「強い相関」のイメージです。

一方、別のクラスではr=0.3ほどだったとしましょう。

勉強時間とテスト得点の点がばらついて並ぶ散布図(r=0.3ほどの弱い相関)0.110.946.588.5(テスト得点(点))(勉強時間(時間))

点は右上がりの傾向はあるものの、ばらつきが大きいですね。「弱い相関」です。

よく使われる目安はこうです:0〜0.2はほとんど相関なし、0.2〜0.4は弱い相関。

0.4〜0.7は中程度の相関、0.7〜0.9は強い相関、0.9〜1.0は非常に強い相関です。

【記憶タイム】
相関の強さの目安
|r|0.7〜0.9は強い相関、0.9〜1.0は非常に強い相関という基準
✍ 紙に3回書いてみよう

この基準は目安にすぎず、分野によって「0.3でも強い」とされることもあります。

続いて読み方のコツです。「符号」と「絶対値」を分けて見るのがポイントです。

符号(+/−)は相関の向きを、絶対値は相関の強さを表します。

r=−0.85とr=+0.85は「向きは逆だが、強さは同じ」と読みます。

【記憶タイム】
符号と絶対値
符号は相関の向き、絶対値は相関の強さ。マイナスは弱さを意味しない
✍ 紙に3回書いてみよう
さえ

マイナスだからって弱いわけじゃないよ。絶対値の大きさで強さを判断してね!

では、ここまでのポイントを整理しましょう。

相関係数rは、2変数の関係の強さと向きを−1から+1の数値で表す指標です。

計算の流れは、偏差→分散・標準偏差→共分散→相関係数でした。

共分散は連動度を示しますが単位に依存し、相関係数はその単位を消した値でした。

Excelなら=CORREL(範囲X,範囲Y)で一発計算できます。

読み方は、符号で向きを、絶対値で強さを判断するのでしたね。

相関係数は、視覚で見てきた相関を数字で指標化できる便利な係数です。

次は『相関係数の注意点』を学びます。