統計検定3級|流し読みレッスン 第61話

相関係数の注意点 ③ チェックリストとまとめ

さえちゃん
さえ

ここでは、相関係数を使うときのチェックリストと、第4章「2変数データの分析」全体のまとめを学ぶよ。

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第61話

相関係数の注意点 ③ チェックリストとまとめ

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統計検定3級|流し読みレッスン 第61話

相関係数の注意点 ③ チェックリストとまとめ

前回までで、相関係数の3つの注意点がそろいました。最終話は、まとめとチェックリストです。

おさらいすると、①外れ値に弱い、②山なりの関係に気づけない、③異質なグループの混在、でした。

これらをふまえて、相関係数を使う前後に確認したいチェックリストを作りましょう。

チェック①:散布図を描いたか? CORREL関数の数字だけで判断せず、必ず視覚化します。

数字と散布図はセット。これが第4章を通しての一貫したメッセージでしたね。

チェック②:外れ値はないか? 前々回のこの図を思い出してください。

外れ値を1人加えた散布図の再掲。右上に1点だけ大きく離れた点がある● 通常のデータ● 外れ値-2463.236.8(変数Y)(変数X)

外れ値1点で、相関係数はおよそ0.05から0.62に変わりました。

外れ値があれば原因を考え、必要なら除外の有無、両方の値で報告します。

チェック③:関係は直線的か? 前回のこの山なりの散布図を思い出してください。

山なりの散布図の再掲。ピークを境に増加から減少に転じている-1.641.60.233.8(変数Y)(変数X)

この形では相関係数はほぼ0でしたが、関係は明らかにありましたね。

山なり・U字型なら、相関係数では測れないだけで、関係がないわけではありません。

チェック④:異質なグループが混ざっていないか? 層別すると違う風景が見えるかもしれません。

全体では中程度、グループ別では非常に強い。そんなギャップもありましたね。

チェック⑤:結論は「相関係数」と「散布図」のセットで報告すること。

【記憶タイム】
相関係数チェックリスト
①散布図②外れ値③直線性④グループ混在⑤セットで報告、の5点
✍ 紙に3回書いてみよう

この5つを習慣にできれば、相関係数を正しい指標として安心して使えるようになります。

「数字を出して終わり」ではなく「数字を出してから、本当の分析が始まる」。

さえ

数字と散布図、いつもセットで見るクセ。これだけ覚えておけば安心だよ!

それでは、第4章「2変数データの分析」全体を振り返ってまとめておきましょう。

注意点①:外れ値に弱く、たった1つで結果が大きく変わることがある。

注意点②:山なりの関係には気づけない。相関係数は直線的な関係しか測れない。

注意点③:異質なグループが混ざると見誤る。全体と層別で値が大きく違うことがある。

共通の解決策は、散布図と相関係数を必ずセットで見ること。この一言に尽きます。

【記憶タイム】
相関係数の3つの注意点
①外れ値②山なり(非線形)③異質グループ混在。共通解決策は散布図とセット
✍ 紙に3回書いてみよう

相関係数は強力ですが、それ単体で完璧な答えをくれるわけではありません。

視覚(散布図)と数値(相関係数)を行き来する習慣が、データを正しく読み解く力を育てます。

さえ

この5つのチェック、模試の記述問題でもそのまま使えるから、覚えておいてね!

次は『相関と因果』を学びます。