統計検定3級|流し読みレッスン 第40話

位置に関する代表値 ③ 3つの代表値の大小関係とまとめ

さえちゃん
さえ

ここでは、平均値・中央値・最頻値の大小関係から分布の形を読み取る方法と、この章のまとめを学ぶよ。

文字が少しずつ流れてくるから、クリック(タップ)かEnter、→キーで読み進めてね。←キーを押せば、一つ前まで戻れるよ。途中の【記憶タイム】では、紙とペンで用語を書いてみよう! Escキー(または「中断」ボタン)で、いつでも手を止められるよ。

予想学習時間:約3

Enter キーでも開始できます

第40話

位置に関する代表値 ③ 3つの代表値の大小関係とまとめ

0 / 30
速さ
統計検定3級|流し読みレッスン 第40話

位置に関する代表値 ③ 3つの代表値の大小関係とまとめ

平均値・中央値・最頻値の3つは、分布の形によって大小関係が変わります。

第2章でも見たとおりですが、代表値を学んだいま、あらためて整理しましょう。

まずは左右対称の分布です。山が真ん中にあり、左右均等に広がる形です。

左右対称の分布の曲線。平均値・中央値・最頻値がほぼ同じ位置にある

この場合、平均値・中央値・最頻値の3つはほぼ一致します。

次に右の裾が長い分布です。山が左寄りで、右側に長く尾を引く形です。

右の裾が長い分布の曲線。平均値>中央値>最頻値の順になる

右側の少数の大きな値が、平均を引き上げます。

一方、中央値や最頻値はそれほど影響を受けません。

結果として、平均値>中央値>最頻値という順序になります。

【記憶タイム】
右の裾が長い分布の大小関係
(みぎのすそがながいぶんぷのだいしょうかんけい)
平均値>中央値>最頻値の順になる
✍ 紙に3回書いてみよう

年収や貯蓄などの経済データは、この形になることが多いです。

最後は左の裾が長い分布です。山が右寄りで、左側に長く尾を引く形です。

左の裾が長い分布の曲線。平均値<中央値<最頻値の順になる

少数の小さな値が平均を引き下げるため、平均値<中央値<最頻値の順序になります。

【記憶タイム】
左の裾が長い分布の大小関係
(ひだりのすそがながいぶんぷのだいしょうかんけい)
平均値<中央値<最頻値の順になる
✍ 紙に3回書いてみよう

合格者がほぼ満点を取る簡単な試験の点数などが、この形の例です。

この関係を覚えると、平均値と中央値を聞いただけで分布の形を推測できます。

「平均年収450万、中央値380万」なら、右の裾が長い分布だと推測できます。

「平均点80点、中央値85点」なら、左の裾が長い分布だと推測できます。

「平均と中央値がほぼ同じ」なら、左右対称に近い分布だと推測できます。

さえ

「平均」って聞くと真ん中の値だと思いがちだけど、分布が偏ってるとそうじゃないんだよね。

さえ

3つセットで見るのが、デキる大人のデータの読み方だよ!

さて、これで「位置に関する代表値」はひととおり学び終えました。全体をまとめましょう。

平均値は、データの合計÷データの個数。記号はx̄。外れ値に弱いのでした。

度数分布表からの平均値は、Σ(階級値×度数)÷データの総数。表に列を1つ足すのがコツでした。

中央値は、データを並べたとき真ん中の値。外れ値に強いのでした。

最頻値は、もっとも多く現れる値。実データからと、ヒストグラムの最大階級からの2種類でした。

大小関係は、左右対称なら3つほぼ一致。右の裾が長いなら平均>中央>最頻でした。

左の裾が長いなら平均<中央<最頻でした。忘れたらこのページに戻ってきてくださいね。

代表値は「データを1つの数字で代表させる」値ですが、1つだけでは不十分です。

複数の代表値と分布の形を組み合わせて、はじめてデータの本当の姿が見えてきます。

次は『観測値の散らばりの尺度』を学びます。お楽しみに!