統計検定3級|流し読みレッスン 第39話

位置に関する代表値 ② 中央値と最頻値

さえちゃん
さえ

ここでは、データのちょうど真ん中を示す中央値と、もっとも多く現れる値である最頻値を学ぶよ。

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第39話

位置に関する代表値 ② 中央値と最頻値

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統計検定3級|流し読みレッスン 第39話

位置に関する代表値 ② 中央値と最頻値

続いては中央値です。データを小さい順に並べたとき、ちょうど真ん中にある値のことです。

データ数が奇数のときと偶数のときで、求め方が少し変わります。

データ数がnで奇数のとき、(n+1)÷2番目の値が中央値になります。

5人の点数を並べると「50,60,70,80,90」です。

5人のテスト点数を数直線に置き、3番目の値である中央値70点を示した図40100中央値 70点(点数)

(5+1)÷2=3番目の値が中央値なので、70点になります。

【記憶タイム】
中央値
(ちゅうおうち)
データを並べたとき真ん中にある値。データ数が偶数なら中央2つの平均
✍ 紙に3回書いてみよう

データ数が偶数のときは、真ん中がちょうど「2つの値の間」になります。

この場合は、その2つの値の平均を中央値とします。

6人の点数を並べると「50,60,70,80,90,100」です。

6人のテスト点数を数直線に置き、3番目と4番目の平均である中央値75点を示した図40110中央値 75点(点数)

3番目(70)と4番目(80)の平均で、中央値は(70+80)÷2=75点です。

中央値の強みは、外れ値の影響を受けにくいことです。

前回の「年収400万〜500万+1億円」の6人で確認してみましょう。

年収1億円を含む6人のデータで、中央値465万円と平均2,042万円の位置を比べた図010000中央値 465万円平均 2,042万円(年収(万円))

中央値は3番目と4番目の平均で、465万円になります。1億円の人がいても変わりません。

一方の平均値は約2,042万円でした。中央値との差は歴然です。

さえ

分布が偏ってるデータでは、中央値の方が実感に近いことが多いんだよね!

では最頻値に進みましょう。データの中でもっとも多く現れる値のことです。

最頻値には、扱うデータによって2種類の求め方があります。

(1)実データそのものから求める方法です。質的変数や整数値の離散変数で使えます。

あるクラスの好きな色は「赤・青・赤・緑・赤・青・赤・緑」でした。

クラスの好きな色の回数の棒グラフ。赤が4回でもっとも多い422(回数)(色)

赤が4回でいちばん多いので、最頻値は赤です。

サイコロを10回振った結果は「3,5,5,2,6,5,1,4,5,3」でした。

サイコロを10回振った結果の棒グラフ。5の目が4回でもっとも多い111223144516(回数)(出た目)

5が4回でいちばん多いので、最頻値は5です。

【記憶タイム】
最頻値
(さいひんち)
もっとも多く現れる値。実データからと、ヒストグラムの最大階級からの2種類で求める
✍ 紙に3回書いてみよう

(2)度数分布表(ヒストグラム)から求める方法です。連続的な量的変数で使います。

もっとも度数が大きい階級の階級値を、最頻値とします。

20人のテスト点数の度数分布表のヒストグラム。60以上80未満の階級がもっとも度数が大きい10-20420-40540-60660-80480-100(人数)(点数)

20人のテスト点数の表では、60以上80未満の階級が度数6で最大でした。よって最頻値は70点です。

最頻値はいくつもあることがあります。「3,5,5,7,8,8,9」なら5と8が2回ずつで、最頻値は2つです。

ヒストグラムの山が2つある「二峰性」のデータも同様です。

山が2つある二峰性の分布の曲線
【記憶タイム】
二峰性
(にほうせい)
山が2つある分布の形。最頻値も2つあると考える
✍ 紙に3回書いてみよう

男女混合の身長分布などが、二峰性の典型例です。

さえ

最頻値、2種類あるとちょっと混乱するけど、シンプルだよ!同じ値が出るデータはそのまま、連続データは階級にまとめてからだね!

次回は、平均値・中央値・最頻値の3つを比べて、分布の形を読み解きます。