統計検定3級|流し読みレッスン 第38話

位置に関する代表値 ① 平均値と外れ値への弱さ

さえちゃん
さえ

ここでは、代表値の中でもっとも基本的な平均値と、度数分布表からの求め方、そして平均値の弱点を学ぶよ。

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第38話

位置に関する代表値 ① 平均値と外れ値への弱さ

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統計検定3級|流し読みレッスン 第38話

位置に関する代表値 ① 平均値と外れ値への弱さ

平均値は、もっともよく知られた代表値です。

「全部足して、個数で割る」というシンプルな計算で求められます。

式で書くと、平均値=データの合計÷データの個数です。

【記憶タイム】
平均値
(へいきんち)
データの合計÷データの個数。記号はx̄(エックスバー)
✍ 紙に3回書いてみよう

具体例で確認しましょう。5人のテスト点数は「70,80,90,60,50」です。

5人のテスト点数70,80,90,60,50を数直線に置き、平均値70点を示した図0100平均 70点(点数)

合計は70+80+90+60+50=350です。

平均値は350÷5=70点になります。

ここからが本題です。度数分布表から平均値を求める方法を見ていきます。

実際のデータがすべて手元になくても、度数分布表があれば平均値を計算できます。

各階級を「階級値」で代表させ、度数の分だけあると考えて合計するのがコツです。

式で書くと、度数分布表からの平均値=Σ(階級値×度数)÷データの総数です。

【記憶タイム】
度数分布表からの平均値
(どすうぶんぷひょうからのへいきんち)
Σ(階級値×度数)÷データの総数。表に列を1つ足して計算する
✍ 紙に3回書いてみよう

Σ(シグマ)は「合計」を表す記号です。

20人のテスト点数を、度数分布表に整理した表で確かめてみましょう。

20人のテスト点数の度数分布表をヒストグラムにした図10-20420-40540-60660-80480-100(人数)(点数)

「0以上20未満」は階級値10、度数1で10×1=10。「20以上40未満」は階級値30、度数4で30×4=120です。

「40以上60未満」は階級値50、度数5で50×5=250。「60以上80未満」は階級値70、度数6で70×6=420です。

「80以上100未満」は階級値90、度数4で90×4=360です。

「階級値×度数」をすべて足すと、10+120+250+420+360=1,160になります。

これを総数の20で割ると、平均値=1,160÷20=58点です。

階級の境界20・40・60・80を示した数直線に、平均値58点の位置を置いた図010020406080平均 58点(点数)

度数分布表から平均値を求めるコツは、表に「階級値×度数」の列を1つ足すことです。

さえ

表に「階級値×度数」の列を足すのがコツ!いきなり全部計算しようとせず、列を1つずつ埋めていこうね!

さえ

統計検定3級は電卓が使えるから、この表の計算はしっかり練習しておいてね!

さて、平均値には弱点もあります。極端に大きい・小さい値、つまり外れ値に弱いことです。

【記憶タイム】
外れ値
(はずれち)
極端に大きい・小さい値。平均値はこれに引っ張られやすい
✍ 紙に3回書いてみよう

5人の年収は「400万、420万、450万、480万、500万」です。

5人の年収400万〜500万円を数直線に置き、平均450万円を示した図380520平均 450万円(年収(万円))

平均は(400+420+450+480+500)÷5=450万円になります。

ここに「年収1億円」の人が1人加わりました。

年収1億円の人が加わった6人のデータを数直線に置き、平均が2,042万円に跳ね上がった様子を示した図010000平均 2,042万円(年収(万円))

平均は約2,042万円に跳ね上がります。

「6人の平均年収は約2,042万円」と言われても、集団の典型的な姿とは言い難いですよね。

こうした場面で活躍するのが、次に学ぶ中央値や最頻値です。

次回は、外れ値に強い代表値、中央値と最頻値を学びます。