累積度数分布の使い方が見えてきたら、次の問いはとても自然です。
「累積で50%の位置にある値は何点か?」「25%の位置は?」「75%の位置は?」
こうした「○○%の位置にある値」のことを「分位数」と呼びます。
分位数とは、データを小さい順に並べたとき、ある割合の位置にある値のことです。
「データを○等分する区切りの値」と考えるとわかりやすいでしょう。
データを4等分する3つの値を「四分位数」と呼びます。
10等分する9つの値は「十分位数」、100等分する99個の値は「パーセンタイル」です。
3級でもっとも重要なのは「四分位数」。まずはここをしっかり押さえましょう。
四分位数は、累積分布で見たとき、次の3つの位置にある値として定義されます。
第1四分位数(Q1)は25%の位置。下から数えて1/4の位置にあたります。
第2四分位数(Q2)は50%の位置。ちょうど真ん中の位置です。
第3四分位数(Q3)は75%の位置。下から数えて3/4の位置にあたります。
実は「第2四分位数」は「中央値」とまったく同じ値を指しています。
呼び方がちがうだけで、指しているのは同じ「真ん中の値」。混同しないよう注意しましょう。
では実際に、累積分布から四分位数を読み取ってみましょう。
階級の上端が40点のとき、累積相対度数は25%。ここがQ1です。
階級の上端が60点のとき、累積相対度数は50%。ここがQ2(中央値)です。
75%はちょうど階級の境界と一致せず、60点と80点の間にあります。
このように、実際の値が階級の境界とぴったり一致しないこともあります。
そのときは個別データから計算して求めます。次のシリーズの練習問題で、実際にやってみましょう。
今は「累積分布で○○%の高さに対応する値が分位数」という関係性を押さえてください。
さえ累積分布で「ここまでで50%」って読める位置の点数が中央値だよ。
さえ「25%」が第1四分位数、「75%」が第3四分位数。分布の中にある区切り、って感覚でつかんでね!
分位数は「累積分布で○○%の位置にある値」。これが今回の核心です。
次回は、この四分位数に最小値・最大値を加えた「5数要約」を学びます。
