統計検定3級|流し読みレッスン 第27話

分布の特徴の把握 ② 左右対称・右の裾・左の裾

さえちゃん
さえ

ここでは、左右対称・右の裾が長い・左の裾が長いという3つの分布の形を、具体例とともに詳しく見ていくよ。

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第27話

分布の特徴の把握 ② 左右対称・右の裾・左の裾

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統計検定3級|流し読みレッスン 第27話

分布の特徴の把握 ② 左右対称・右の裾・左の裾

今回は、分布の3つの代表的な形を、ひとつずつ具体例とともに見ていきましょう。

左右対称の分布から始めます。

左右対称の分布の曲線

山が真ん中にあり、左右に均等に広がっている形です。

中心付近にデータが集中し、そこから離れるほど少なくなる、もっとも整った形です。

例えば、成人の身長や、製品の寸法のばらつきがこれにあたります。

標準的な学力テストの点数や、人の体温なども左右対称に近い形です。

左右対称の分布では、平均値・中央値・最頻値のいずれもほぼ同じ位置に来ます。

「真ん中の値」がブレない、わかりやすい分布と言えます。

次は右の裾が長い分布です。

右の裾が長い分布の曲線(山が左寄り)

山が左寄りにあり、右側に長く尾を引く形です。正の歪みとも呼ばれます。

【記憶タイム】
右の裾が長い分布
(みぎのすそがながいぶんぷ)
山が左寄り、右に長く伸びる形。正の歪みとも呼ばれる
✍ 紙に3回書いてみよう

前回の講座で見た世帯の貯蓄分布を覚えていますか?

世帯の貯蓄現在高の分布ヒストグラム。少額側に集中し、右へ長い裾を引く

多くの世帯は少ない貯蓄額側に集中し、ごく一部の世帯が右側へ長く広がっていました。

まさに、右の裾が長い分布の典型例です。

家賃、都市の人口、本のページ数なども、この形になりやすいデータです。

右の裾が長い分布では、少数の大きな値が平均を引き上げます。

右の裾が長い分布の曲線(山が左寄り)

そのため平均値>中央値>最頻値という順序になります。

「平均年収」が肌感覚より高く感じられるのは、この分布の形が原因です。

最後は左の裾が長い分布です。

左の裾が長い分布の曲線(山が右寄り)

山が右寄りにあり、左側に長く尾を引く形です。負の歪みとも呼ばれます。

【記憶タイム】
左の裾が長い分布
(ひだりのすそがながいぶんぷ)
山が右寄り、左に長く伸びる形。負の歪みとも呼ばれる
✍ 紙に3回書いてみよう

実生活ではやや目にする機会が少ないですが、特定の状況で現れます。

左の裾が長い分布の曲線(山が右寄り)

合格者がほぼ満点を取る簡単な試験の点数、長寿の人々の死亡年齢などが例です。

左の裾が長い分布では、少数の小さな値が平均を引き下げます。

平均値<中央値<最頻値の順序になります。

3つの形と代表値の関係を、あらためて整理しておきましょう。

左右対称は「平均値≒中央値≒最頻値」。

右の裾が長いは「平均値>中央値>最頻値」。

左の裾が長いは「平均値<中央値<最頻値」。

この関係を覚えておくと、平均値と中央値が大きく違うと聞いただけで、形が想像できます。

「平均年収450万、中央値380万」なら、右の裾が長い分布だと想像できるわけです。

さえ

「右の裾が長い」「左の裾が長い」って、最初は混乱しやすいんだよね。

さえ

山の頂上じゃなくて、長く伸びてるしっぽの向きで名前が決まる、って覚えるのがコツだよ!

分布の形は「裾がどっち向きに伸びているか」で覚えてください。

右に伸びれば「右の裾が長い」、左に伸びれば「左の裾が長い」。違いはたった一文字です。