統計検定3級|流し読みレッスン 第26話

分布の特徴の把握 ① ヒストグラムを描く目的

さえちゃん
さえ

ここでは「そもそも、なぜヒストグラムを描くのか」を確認してから、分布の3つの代表的な形をざっくり見ていくよ。

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第26話

分布の特徴の把握 ① ヒストグラムを描く目的

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統計検定3級|流し読みレッスン 第26話

分布の特徴の把握 ① ヒストグラムを描く目的

前回は、ヒストグラムと度数分布多角形の作り方を学びました。

今回は、出来上がったヒストグラムから分布の特徴をどう読み取るかがテーマです。

まず立ち返りたいのは「そもそも、なぜヒストグラムを描くのか」という出発点です。

ヒストグラムは、ただの「グラフを作る作業」ではありません。

「データの全体像を一目で見るため」に描くものです。

Excelで作成したヒストグラムの例

表に並んだ数字の列をいくら見ても伝わらないことが、ヒストグラムなら瞬時に伝わります。

上手に描かれたヒストグラムからは、次の4つのことが読み取れます。

①分布の中心はどこにあるか。山の頂上はどのあたりか。

②分布のばらつきはどれくらいか。狭いか、広く散らばっているか。

③分布の形は対称か、偏っているか。山はいくつあるか。

④外れ値はあるか。突出した値が混じっていないか。

これらは、平均値や中央値だけを見ても伝わりません。

「平均は60点」と聞いても、中身はまったく違う場合があります。

平均は同じ60点でも、30点と90点に二分された二峰性の分布の例

全員が60点前後で揃っているのか、30点と90点に二分されているのか。

分布の形を見て初めて、データの本当の姿がわかるのです。

さえ

「平均60点」だけだとピンと来ないけど、ヒストグラムを見れば「あ、なるほど!」って一瞬でわかる。これがヒストグラムの強みだよ!

代表値(平均・中央値など)と、分布の形は、セットで見るのが基本です。

【記憶タイム】
代表値
(だいひょうち)
データ全体を1つの数値で表す値(平均値・中央値・最頻値など)
✍ 紙に3回書いてみよう

ここからは、分布の形を見ていきましょう。ヒストグラムには、いくつかの典型パターンがあります。

3級で押さえておきたいのは、次の3つです。

左右対称:山が真ん中にある形。

右の裾が長い:山が左寄りで、右側に長く尾を引く形。

左の裾が長い:山が右寄りで、左側に長く尾を引く形。

この3つの形の違いは、次の話でひとつずつじっくり見ていきます。

その前に、分布の中でよく登場する3つのキーワードを先取りしておきましょう。

平均値:データの合計を個数で割った値。文字どおり「平らに均す」計算です。

中央値:データを昇順に並べたとき、ちょうど50%の位置に来る値です。

最頻値:データの中でもっとも出現頻度が多い値、または度数が一番多い階級です。

【記憶タイム】
最頻値
(さいひんち)
データの中で最も出現頻度が多い値、または度数最大の階級
✍ 紙に3回書いてみよう

この3つは第3章で詳しく学びますが、分布の形を理解するうえで欠かせない用語です。

次の話では、この3つの値の関係を手がかりに、3つの形をひとつずつ確認していきます。