統計検定3級|流し読みレッスン 第34話

データの散らばり ③ 練習問題とまとめ

さえちゃん
さえ

ここまで学んだレンジ・四分位範囲・外れ値を使って、3問の練習問題に挑戦するよ。

文字が少しずつ流れてくるから、クリック(タップ)かEnter、→キーで読み進めてね。←キーを押せば、一つ前まで戻れるよ。途中の【記憶タイム】では、紙とペンで用語を書いてみよう! Escキー(または「中断」ボタン)で、いつでも手を止められるよ。

予想学習時間:約3

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第34話

データの散らばり ③ 練習問題とまとめ

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統計検定3級|流し読みレッスン 第34話

データの散らばり ③ 練習問題とまとめ

前回までの5数要約の知識も使いながら、3問の練習問題で確認していきましょう。

【問題1】基本 − レンジを求める

あるクラス10人のテストの点数です。「45, 52, 58, 63, 68, 72, 75, 78, 82, 88」

このデータのレンジを求めてください。

さえ

一緒に計算してみよう!最大値と最小値、それぞれどれかな?

最大値は88、最小値は45です。

レンジ = 88 − 45 = 43点。

このクラスの点数は、43点の幅に散らばっていることがわかります。

最大と最小を見つけて引くだけ。データを小さい順に並べ替えてから探すと見落としがありません。

【問題2】標準 − 5数要約から四分位範囲

あるテストの5数要約はこうでした。最小値30、Q1は50、中央値65、Q3は80、最大値95。

このデータの「レンジ」と「四分位範囲(IQR)」をそれぞれ求めてください。

さえ

一緒に計算してみよう!5数要約があれば、どちらもすぐに求められるよ。

レンジ = 最大値-最小値 = 95-30 = 65。

四分位範囲(IQR)= Q3-Q1 = 80-50 = 30。

レンジは1番目と5番目の差、IQRは2番目と4番目の差。こう覚えると迷いません。

中央50%はわずか30点の幅に集まっていますが、最低と最高の差は65点もあるのです。

【問題3】応用 − 外れ値の影響

次の9個のデータです。「5, 10, 15, 20, 25, 30, 35, 40, 100」

レンジと四分位範囲をそれぞれ求め、両者を比べて気づくことを答えてください。

さえ

一緒に計算してみよう!データはすでに小さい順に並んでいるよ。

最大値100、最小値5なので、レンジ = 100-5 = 95。

問題3のデータ。レンジ95に対して四分位範囲は25で、外れ値100の影響の差が一目でわかる0110レンジ=95四分位範囲=25(値)

9個の中央値(5番目)は25です。

下半分「5, 10, 15, 20」の中央値がQ1。(10+15)÷2=12.5。

上半分「30, 35, 40, 100」の中央値がQ3。(35+40)÷2=37.5。

四分位範囲 = Q3-Q1 = 37.5-12.5 = 25。

レンジは95、IQRは25。差は約4倍です。これは「100」という外れ値がレンジを引き伸ばすためです。

IQRは中央50%だけを見るため、外れ値の影響をほとんど受けません。

さえ

3問とも解けたかな?問題3で見た通り、レンジとIQRは全然違う表情を見せてくれるよ。

ここで、今回のポイントを整理しておきましょう。

【記憶タイム】
レンジ(範囲)
最大値-最小値。計算は簡単だが外れ値に弱い
✍ 紙に3回書いてみよう
【記憶タイム】
四分位範囲(IQR)
(しぶんい・はんい)
Q3-Q1。中央50%の幅で外れ値に強い
✍ 紙に3回書いてみよう

外れ値は他のデータからかけ離れた値。目安はQ1-1.5×IQR未満、Q3+1.5×IQR超です。

レンジとIQRの違いを意識するだけで、データ分析の質が変わります。

次回は『箱ひげ図』を学びます。今回の5数要約・レンジ・IQRをひとつのグラフで表す方法です。