統計検定3級|流し読みレッスン 第32話

データの散らばり ① レンジと四分位範囲

さえちゃん
さえ

今日は「レンジ」と「四分位範囲」、この2つの散らばりの測り方を学ぶよ。

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第32話

データの散らばり ① レンジと四分位範囲

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統計検定3級|流し読みレッスン 第32話

データの散らばり ① レンジと四分位範囲

前回は分位数と5数要約を学びました。今回はその知識を使って、データの「散らばり」を測る方法を見ていきます。

登場する概念は3つだけ。レンジ(範囲)、四分位範囲、外れ値です。順番に見ていきましょう。

まずは「レンジ」から。データの散らばりを表す、もっともシンプルな指標です。

レンジは英語のrange、日本語では「範囲」と訳されます。

計算方法はとてもシンプル。最大値から最小値を引くだけです。

式で書くと、レンジ = 最大値 − 最小値。これだけです。

具体例で確認しましょう。あるクラス5人のテスト点数が「62, 75, 88, 71, 55」でした。

5人のテスト点数を数直線に置き、最小55から最大88までのレンジ33点を示した図0100レンジ=88−55=33(点数)

最大値は88、最小値は55です。

レンジ = 88 − 55 = 33点。

これで「データがどれくらいの幅に散らばっているか」がわかります。

【記憶タイム】
レンジ(範囲)
最大値-最小値。データ全体の幅を表す指標
✍ 紙に3回書いてみよう

レンジの一番のメリットは、計算が簡単なこと。最大と最小を見つけて引くだけです。

一方で弱点もあります。「たった1つの極端な値」に強く引っ張られることです。

仮に5人の中に「3点」の生徒が1人混じったら、どうなるでしょうか。

3点の生徒が1人混じると、レンジが85点まで一気に膨らんでしまう図0100レンジ=88−3=85に膨らむ(点数)

最小値は55ではなく3になり、レンジは一気に85点に膨らんでしまいます。

多くの人の点数の幅とは無関係に、極端な値1つだけで指標が変わってしまうのです。

この弱点を補うのが、前回登場した「四分位範囲」(IQR:Interquartile Range)です。

上下の極端な25%を除いた、真ん中50%の幅が四分位範囲であることを示した図0100四分位範囲(中央50%の幅)(点数)

式で書くと、四分位範囲(IQR)= Q3 − Q1です。

Q1は下から25%、Q3は下から75%の位置の値でしたね。

つまりQ3−Q1は「データの真ん中50%が収まる幅」を意味します。

【記憶タイム】
四分位範囲(IQR)
(しぶんい・はんい)
Q3-Q1。データ真ん中50%が収まる幅
✍ 紙に3回書いてみよう

上下の極端な25%ずつをカットして、真ん中の太い部分だけを見ているのです。

さえ

レンジは大ざっぱ、IQRは穏やか。この違い、感覚でつかめてきたかな?

次回はこの四分位範囲がなぜ外れ値に強いのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

あわせて「外れ値」そのものについても学んでいきます。