統計検定3級|流し読みレッスン 第16話

時系列データの要約 ③ 指数による表現とまとめ

さえちゃん
さえ

指数(基準を100とする表現)の考え方と、時系列データの要約シリーズ全体のまとめを学ぶよ。

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第16話

時系列データの要約 ③ 指数による表現とまとめ

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統計検定3級|流し読みレッスン 第16話

時系列データの要約 ③ 指数による表現とまとめ

時系列データを比較するもう1つの便利な方法が指数(index)です。

ある基準時点の値を100として、それ以外の時点を相対的に表します。

計算式は「各時点の値÷基準時点の値×100」です。

【記憶タイム】
指数
(しすう)
基準時点の値を100として、他の時点を相対的に表す
✍ 紙に3回書いてみよう

例えば、ある会社の年次売上を2020年(基準)=100として指数化してみます。

2020年を基準100とした売上指数の推移(2021年105・2022年110・2023年108・2024年115)1001001051101081152020年2021年2022年2023年2024年(指数)

2020年の売上は500万円で、指数は基準の100です。

2021年は525万円で指数105(5%増)、2022年は550万円で指数110(10%増)です。

2023年は540万円で指数108(8%増)、2024年は575万円で指数115(15%増)です。

上のグラフが、その指数の推移を表したものです。

2024年の指数115は「575÷500×100=115」で、基準年から15%増を意味します。

「指数110」なら基準時点から10%増、「指数95」なら5%減とすぐに換算できます。

指数は経済や統計の世界でよく使われます。

消費者物価指数(CPI)は、物価の動向を基準年100として表す指標です。

基準年は2010→2015→2020のように5年ごとに更新されます。国勢調査も5年おきです。

【記憶タイム】
消費者物価指数(CPI)
物価の動向を基準年100として表す指標
✍ 紙に3回書いてみよう

ほかにも、日経平均株価などの株価指数、鉱工業生産指数、景気動向指数があります。

指数がよく使われる理由は3つあります。

①異なるスケールのデータを比較できる(スケール=単位や規模の大きさ)こと。

②基準時点からの変化が一目でわかること。「指数120」なら「20%増」と読めます。

③複数の系列を1つのグラフで重ねられること。すべて100からなら伸びを比較できます。

指数は「基準時点との比較」を100に設定した表現です。基準がいつかを必ず確認しましょう。

さえ

指数って「株価指数が上昇」と聞いてもピンとこなかったと思うけど、

さえ

要は「基準のときから何%動いたか」ということ。

さえ

これがわかると、経済ニュースの見方が変わるよ!

では、時系列データの要約のポイントを、もう一度整理しておきましょう。

折れ線グラフは、時系列の可視化の基本。線の傾きで変化を読みます。

変動には3つの要素があります。傾向(トレンド)・周期(季節変動など)・不規則です。

周期と不規則を取り除いて、本当の傾向を見るのが分解の発想でした。

変化率は(現時点-前時点)÷前時点。前月比・前年同月比などで使います。

指数は基準時点を100として相対化する表現でした。

時系列データは、ビジネスでも経済でも、扱う機会がもっとも多いデータの形です。

時間軸でどう動いているかを読み取れると、世界の見え方が一段深くなります。

次は『時系列グラフの注意点』を学びます。