統計検定3級|流し読みレッスン 第17話

時系列グラフの注意点 ① 時間軸の間隔

さえちゃん
さえ

今回は時系列グラフの注意点、前半の「時間軸の間隔」を学ぶよ。地味だけど、けっこう見落としがちなポイント!

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第17話

時系列グラフの注意点 ① 時間軸の間隔

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統計検定3級|流し読みレッスン 第17話

時系列グラフの注意点 ① 時間軸の間隔

今回は「時系列グラフ作成上の注意点」を学びます。前半は時間軸の間隔、後半は対数を扱います。

まずは、時系列グラフでもっとも基本的で重要な「横軸(時間軸)の間隔」から見ていきましょう。

時系列グラフの横軸は、同じ単位の時間が等間隔に並んでいるのが大原則です。

月次データなら毎月が等間隔、年次データなら毎年が等間隔。これがズレると変化のスピードを正しく読み取れません。

【記憶タイム】
等間隔
(とうかんかく)
時間軸は同じ単位の間隔で並べるのが大原則
✍ 紙に3回書いてみよう

実務では、ある時点のデータが取れていないことがあります。ある会社の売上推移で考えてみましょう。

2018〜2023年の売上で、2020年だけ記録がない、というケースを想像してください。

2020年を飛ばして残りの年を等間隔に並べた折れ線グラフ(欠損が見えなくなる誤った例)20182019202120222023(売上(万円))

ここで2020年を飛ばして残りの年を等間隔に並べると、大きな問題が起きます。

「コロナ禍で売上が伸び悩んだ年」が消えてしまい、隣の年同士の変化に見えてしまうのです。

【記憶タイム】
欠損データ
(けっそんデータ)
記録がない時点のこと。飛ばさず扱う工夫が必要
✍ 紙に3回書いてみよう

欠損データがあるときは、その時点も横軸上には残し、点を打たずに線を切るのが工夫の一つです。

2020年を横軸に残したまま、点を打たずに線を切った折れ線グラフ(欠損データの正しい描き方)201820192020202120222023(売上(万円))

あるいは欠損部分を破線でつなぎ「データなし」とラベルする、という方法もあります。

コロナ禍のようなイベントが原因なら、そのことを注記するのも大切な配慮です。

上のグラフのように、欠損の時点を残したまま線を切ると、時間の流れが正しく伝わります。

ポイントは、時間軸が「物理的な時間の流れと一致している」ことです。

データの有無に関わらず、時間そのものは等間隔で進みます。それを忠実に表すのがフェアなグラフです。

最後に、観測自体が不規則な間隔で行われた場合を考えます。

観測間隔が不均等なのに等間隔に描かれてしまう折れ線グラフ(時間軸の罠の例)200020052020(値)

たとえば3ヶ月後、次は1年後、というように観測間隔がバラバラなケースです。

このときは、横軸を実際の時間間隔に応じた幅で配置するのが正しい表現です。

観測点ごとに等間隔に並べてしまうと、変化のスピードが歪んで伝わってしまいます。

さえ

「あれ、なんか変?」って思ったグラフ、まず横軸を見てみて。データのない年を飛ばしてたり、観測間隔がバラバラだったりすること、けっこうあるんだよ。

次回は、いよいよ「対数」の話に入ります。数学っぽく見えますが、考え方はシンプルです。お楽しみに。