Lesson008で操作したオートフィルについて思い出してください。以下のように、SUM関数でセルB6に合計が計算されています。

数式バーで確認すると、セルB2~B5の合計を求めています。では、SUM関数で、残り3つのセル「C6」「D6」「E6」にも、縦列の合計を算出したいと思います。

残りのセルも、アクティブセルをそれぞれ置いて、SUM関数をひとつずつ呼び出し、セル「B6」へ算出したように操作するのか?

確かに関数の便利な機能を使っていますが、同じ動作を繰り返すのは、やはり手間がかかります。

そこで活躍するのが、オートフィルの操作です。アクティブセルの右下、フィルハンドルにマウスカーソルを乗せて、セル「E6」までドラッグ&ドロップする。

結果はこのようになります。

これはどういう仕組みなのか? もともと「B2:B5」は、範囲選択をしたセル参照です。

セル参照されたセルに対して、オートフィルの操作を行うと、参照先はそのオートフィルで移動した分だけ「ずれ動く」という性質を持っています。

セルB6のSUM関数は……

=SUM(B2:B5)

です。そしてオートフィルにより、右に1列ずれた結果は……

=SUM(C2:C5)

=SUM(D2:D5)

=SUM(E2:E5)

と、列方向にずれ動いた参照となり、計算結果が出力されました。そのため、計算式が表に一致して、一気に答えが算出された、という結果になったということです。

セル参照が相対的に動くので、このことを相対参照(そうたいさんしょう)と読んでいます。 Excelにおいて重要なキーワードなので、しっかり暗記してくださいね。

セル参照がオートフィルの方向に従って相対的にずれていくから、相対参照といいます。ものすごく大切なキーワードなので、しっかりと覚えましょう! この相対参照の性質があるから、表計算ソフトはとても楽に計算結果を算出できるわけなんですね。

目次へ 次の講座