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Lesson 043 – AVERAGE関数について

Yujiro Sakaki

Lesson043 では、平均を求める関数 AVERAGE(あべれーじ)関数 の説明です。

SUM関数と操作方法はほとんど同じです。前回と同じワークシートを使っていきます。計算結果はセル D4 に出力していきます。

セルD4にアクティブセルを置いた図

セル B2~D2 まで、3つのデータの平均を求めていきましょう。

計算結果を求めるべきセルD4が、アクティブセルであることを確認後、[数式] タブの中の辞書、選ぶ場所は「その他の関数」となります。

この中の「統計」という項目に、AVERAGE関数 は潜んでいます。

関数ライブラリ、その他の関数、統計を展開した図

AVERAGE関数は「A」から始まる関数なので、リストの上(2番目)に出てきますね。

ここで、AVERAGEをクリックします。今度も Excel は「ここの範囲だろ!」と予測を立ててくれますが、残念ながら求めたいセル範囲ではありません。

これを見ていただくために、セルD4 にしたわけです。

AVERAGE関数で、引数ダイアログの範囲が異なっている図

引数ボックス内が上記のようにグレーがかって選択されていれば、Deleteキーで削除することもなく、範囲選択をし直すとそのまま上書きできます。

もし、このダイアログボックスが邪魔で範囲選択ができそうになかったら、この縮小ボタンを押してください。

引数ダイアログの縮小ボタンの図

次のキャプチャのようにダイアログボックスが縮小されます。

引数ダイアログが縮小された図

それでは、改めて範囲を選択していきましょう。

AVERAGE関数の範囲を改めて取りなおした図

関数の引数ボックスに、正しく「B2:D2」という範囲が返されました。

縮小ボタンを押して、ダイアログボックスを縮小した場合、再び縮小ボタンを押して元に戻してください。これで修正ができました。

あとはOKボタンをクリックです。

これで3つの数値の平均値「37.66667」という結果が、セルD4に出力されました。

セルD4に計算結果が返った図

小数点がずっと続いて見づらいので、セルの書式設定より小数点第2位までに変更していきます。

セルD4 にアクティブセルを置いたまま、[ホーム] タブに戻り、「数値」グループにある「小数点以下の表示桁数を減らす」ボタンで調整します。

ホームタブのリボン内、小数点以下の表示桁数を減らす図

小数点第2位で調整しました。

小数点第2位表示になった図

セルには結果が表示され、数式バーには計算式が映っています。これでセルの画面表示を整えることができました。

以上が、AVERAGE関数 でした。

今回のように計算結果が離れたセルにある場合、Excelの予測はあまり当たりません。自分でしっかり範囲を指定するのがポイントです。

SUM関数と同じ共通操作で、多くの関数を覚えることができます。まずはこの関数の基本となる操作手順をマスターしてくださいね!

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ABOUT ME
榊 裕次郎
榊 裕次郎
Excel講師
1981年10月生まれのてんびん座、東京都出身。趣味は、旅行と料理とワイン。2025年、万博が大いに盛り上がるためにもがんばっていきます!

引き続き、青森・秋田・岩手でのお仕事ご依頼、お待ちしております!
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