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Lesson 026 – 印刷の向きと「Print_Area」

Yujiro Sakaki

余白に続いて、印刷の向き にフォーカスをあてます。

これは単純に、Excel の内容を縦方向に印刷するのか? それとも横方向に印刷するのか? を設定する項目です。

標準は「縦」設定なので、横印刷を想定して Excel を操作している場合、最初に必ず印刷の向きを「横」に切り替えてください。

でないと、縦設定のまま印刷してしまい、崩れた結果になってしまいますからね。

ページレイアウトタブ、印刷の向きを指示した赤枠の図

その次、サイズ です。

ページレイアウトタブ、サイズを指示した赤枠の図

用紙のサイズを決める場所で、初期設定では「A4」サイズとなっています。Excel の出力はほとんどA4用紙が主流ですので、ここを調整する機会は少ないでしょう。

ただ、用紙サイズが変更できることだけは覚えておきましょう。

次に、印刷範囲 の設定です。これは Lesson024 内でも、拡大縮小印刷の話でご紹介しましたが、もう1つ新しいことを学習しましょう。

ここでは、印刷範囲を設定したあとに表示される「名前ボックス」の動きについても見てみます。印刷したい範囲を選択後、こちらの「印刷範囲の設定」ボタンを押します。

ページレイアウトタブ、印刷範囲の設定を指示した赤枠の図

名前ボックスをご覧ください。

ページレイアウトタブ、名前ボックスの設定を指示した赤枠の図

印刷範囲設定が終わると「Print_Area」と表示がされました。

つまり、名前ボックスの下向き三角をクリックしたとき「Print_Area」という表示があれば、そのワークシートは印刷範囲がされている、ということになります。

設定を解除する場合は、「印刷範囲」 → 「印刷範囲のクリア」 を選択してください。解除されると、この「Print_Area」という表示がなくなります。

印刷範囲のクリアを指示した図

ぜひ、動作確認をしてみてくださいね。

最後に、Lesson024 の復習です。「拡大縮小印刷」グループの横サイズを 「自動」→「1ページ」に設定しておくと、範囲選択した横幅がA4用紙より大きい場合、横幅を1ページに収まるよう縮小してくれるので、印刷の際はおすすめの設定です。

ページレイアウトタブ、拡大縮小印刷の横を1に設定した赤枠の図

ここは本当に大切な設定なので、思い出しておいてくださいね。

それでは、「印刷プレビュー」で確認してみましょう。

印刷プレビューのショートカットキーは「Ctrl」+「P」なので、こちらを覚えておくと切り替えがとても便利です。

いかがでしょうか? 1ページ内に表がしっかり収まりました。

印刷プレビューの図

印刷設定も、慣れるとパパっと操作できるようになりますので、この手順に則って皆さんのもつ Excel ファイルのデータで印刷設定を試してみてくださいね。

  1. 余白を設定
  2. 印刷の向きを設定
  3. サイズを確認
  4. 印刷範囲を設定
  5. 名前ボックスの「Print_Area」を確認
  6. 拡大縮小印刷の設定

ここまでは、用紙1枚に対しての印刷設定のお話でした。次の Lesson027 では、複数ページにまたがる印刷についてのご紹介となります。

もう1レッスン、印刷についての理解を深めていきましょう!

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ABOUT ME
榊 裕次郎
榊 裕次郎
Excel講師
1981年10月生まれのてんびん座、東京都出身。趣味は、旅行と料理とワイン。2025年、万博が大いに盛り上がるためにもがんばっていきます!

引き続き、青森・秋田・岩手でのお仕事ご依頼、お待ちしております!
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