新幹線の過ごし方 – リクライニング論争に終止符を打たない勇気
平均すると、月1回ペースで新幹線に乗車する出張族です。
このタイトルのお題、結論から書くとリクライニング論争はそもそも終わりがないので議論すべきではない、というのが私の考えた答えでした。
新幹線のリクライニング問題は、ネットでも賛否両論ですよね。自分の席なんだから倒してもいいだろ、いや全部倒すと圧迫感出るからやめてくれ。
でも、考えてみてください。
新幹線は、リクライニング問題だけではありません。挙げてみますよ。
- 会話がうるさい問題
- おばさまたちの遠足、A・B・C席に並ぶ会社員たち
- 酒盛り問題
- みんな真っ赤な顔で、居酒屋状態
- 酒(特にビールと日本酒)の匂い問題
- カップ酒は、けっこう匂う
- キーボードの音、ぺちぺち問題
- Enter キー と スペース キー が泣いているよ
- 新幹線でオンライン会議をしちゃう問題
- お前らの会社、情報セキュリティ知らないだろ?
- 赤ちゃんの泣き声が止まらない問題
- これはしょうがないが、イヤフォンで回避可能
- 荷物棚が先に取られている問題
- 名古屋からの乗車で荷物棚を使えたことがない
- 体臭・香水問題
- どちらかというと、香水問題
- ゲーム機で音を出しちゃう問題
- Nintendo Switch をやるのはいいけれども…
- 貧乏ゆすりしちゃう問題
- おまえ、やめれ
- フルリクライニング問題
- そもそも倒れすぎやねん
- 携帯電話で「もしもし、今新幹線だから」と話し出しちゃう問題
- で、最後まで会話を続ける
- 551の肉まんを含む、弁当臭問題
- 551の肉まんを車内で食べるのは猛者
- おせんべいの匂い問題
- 意外とせんべいは匂う
- ヘッドフォンの音漏れ問題
- 難聴になるぞ
- いびき問題
- 首回り太っているとしょうがないよね
- 独り言問題
- 何かあったの? 話聞くよ?
- クチャラー問題
- クチャラーとは、くちゃくちゃと音を立てて食べる人のこと
- 551の肉まんでのクチャラーは割とキツかった
- E席が空いているのに、D席を予約する問題
- トイレに行きたいのはわかるが…
これまでの経験則から五月雨式に挙げてみましたが、このくらいかな。
論点がリクライニング問題だけに当たっていますが、他にもたくさん快適な移動を阻害する要素があります。
率直に言って「空いている車両に乗ることが最高の幸せ…」ですよね。だから、極論をいうと、新幹線に乗らないというのが相手にとっての最上級のマナーになります。
着地点が、こうなっちゃうんですよね。
相手のマナーが悪いと思っていても、新幹線に乗っている時点で、自分も誰かに迷惑をかけているものです。
だから、リクライニングのマナーがどうだとかを話し出しても、その自分自身もどこかで迷惑をかけているはずなので、この論争は斬りあいをし続けているようなものですよね。
ちなみに、平成初期の新幹線は、もっと辛かった。
- たばこ問題
- 喫煙車両しかなかったときの地獄
そう、これです。
喫煙車両があったので、盆と正月、京都のおじいちゃんおばあちゃんの家に向かうまで、どうしても禁煙車が取れなかったとき、その席で行くしかなかったわけです。
車両に入ると、幾多のおじさま・おばさまたちが口から吐いたモクモクの副流煙。
あのときに比べれば、いまは全車禁煙車両になり、喫煙スペースも車内から消えたので、喫煙車両しか空いていなかった絶望感に比べれば、フルリクライニングされてもいいかなとも思います(正直、半分くらいにしてくれとは思いますが…)。
皆さんは、新幹線をどう楽しんでいますか?
ちなみに、私は「新幹線居酒屋のぞみ」を楽しむタイプの人間です。だから、D席に座る下戸の人は地獄でしょう。
そう、私もD席の人に迷惑をかけています(注※ 新大阪から東京までの移動において、新大阪発を18時台に帰ろうとすると絶対にD席も埋まっちゃいます。なので、居酒屋のぞみを開店するために、なるべく20時台で帰るよう努力しています)。

- 新大阪
- E席を必ず確保
- 京都まですぐだから、並べて写真撮って、不要なものはしまう
- ハイボールをぐびぐび
- 京都
- たくさん乗車するので、D席に来ないことを祈る
- 米原
- ひとり宴会開始、白ワインに行く
- フジテックのエレベータ研究塔を探す
- 岐阜羽島
- いつも気づいたら過ぎている
- 白ワインがススム君
- 名古屋
- また人が乗ってくるので、D席に来ないことを祈る
- 三河安城
- セロテープまで、白ワインを飲み切らないようがんばる
- 豊橋
- 赤ワインをGo
- 浜松
- ボスはいま何しているだろうと思いにふける
- 掛川
- 少し酒に酔ってくるので、水分補給
- 静岡
- 一番気分的に楽しくなる
- 新富士
- 富士山は夜だと見えないが、ここらへんが新幹線の最高速度
- 三島
- 三島でトイレに行きたくなる(D席に人がいると申し訳なくなる)
- 熱海
- そろそろ飲み物とつまみが全部空いてしまう
- 小田原
- 眠気を我慢
- 新横浜
- ここでお片付け
- 忘れずにお気に入りのキャンプ場所でもある丸子橋をしっかりと見る
- 品川
- 山手線で帰宅するときは、ここで下車
- 東京
- 事務所に行くときは歩いて二重橋前駅まで、そして千代田線に。
人並み以上には 東京⇔新大阪間 を往来していますが、この新幹線の移動時間は本当に好きです。ただ、月2回とかになると、けっこう疲れたまりますけれども。
平穏無事に、争いなく新幹線を満喫したいものです。最後に、大好きな中川家のコントを貼っておきます。