さえちゃんのExcel関数辞典。1日1関数ずつ、鋭意執筆中です!

宇田川さえです! 私が不動のExcelガールとして君臨すべく、管理人さんにがんばってもらいます!

Excel関数

社会人なら知らないと許されない関数たち

以下の関数を知らない人がシート作成すると、オペレーションの効率が下がってしまいます。Excelを使って仕事をするのであれば、以下の関数を知らないでワークシートを操作するのは、ダメ! 絶対! 

SUM(サム)関数 範囲指定したセル、またはセル参照した数値データの合計を求めてくれる関数です。約480個ある関数の中で、使用頻度の頂点に君臨する関数でもあるので、Excelを触るのであれば絶対に覚えておく必要があります。
COUNT(カウント)/COUNTA(カウントエー)/COUNTBLANK(カウントブランク)関数の使い方 それぞれの条件に該当するセルの個数を数えてくれる関数です。COUNT関数は数値データのみ、COUNTA関数は空白セル以外を数えます。COUNTBLANK関数はその逆で、空白セルを数える関数です。
IF(イフ)関数 論理式を作成し、その条件に応じて結果を「真の値」か「偽の値」かを判別する関数です。IF関数の中にIF関数を入れ子にして条件分岐を増やすこともできますが、複雑な数式を作成することは極力控えましょう。ワークシートが属人化してしまうのでおすすめはできません。
SUMIF(サムイフ)関数 表内のデータ列、または列範囲で単一条件に該当する合計を出す関数です。現在ではSUMIFS関数がどのExcelでも使えるようになったので、SUMIF関数ではなく、単一条件であってもSUMIFS関数を使うことをおすすめします。
SUMIFS(サムイフス)関数 表内のデータ列、または列範囲で複数条件に該当する合計を出す関数です。Excel2007より登場しました。SUMIF関数を兼ねることができます。
COUNTIF(カウントイフ)関数 表内のデータ列、または列範囲で単一条件に該当するセルの個数を数えてくれる関数です。
COUNTIFS(カウントイフス)関数 表内のデータ列、または列範囲で複数条件に該当するセルの組数を数えてくれる関数です。COUNTIF関数を兼ねることができます。
VLOOKUP(ブイルックアップ)関数 探したいデータのIDを頼りに、マスタデータの1列目からIDの存在を調べ、IDがマスタから見つかった場合、その行の左から○番目に存在する列データを取り出す関数です。○番目は関数の引数で指定可能。就職活動では必ず問われる関数でもあるので、必ずマスターしておきましょう。
IFERROR(イフエラー)関数 既存の数式でエラーが出力された場合、それを消すことができます。#N/A(ノーアサイン)のみ削除するIFNA(イフエヌエー・イフノンアプリカブル)関数と同じ使い方をします。エラー処理の関数を一本化させるため、IFNA関数よりIFERROR関数を使うようにしましょう。

覚えておくとハナタカになれる関数たち

以下の関数を覚えておくと、Excelのできるすごい人! と崇められることでしょう。

ROW(ロウ)関数 引数を省略で、現在の行番号を取得してくれる関数です。引数を指定すれば、そのセル番地の行番号を出力してくれます。
COLUMN(カラム)関数 引数を省略で、現在の列番号を取得してくれる関数です。引数を指定すれば、そのセル番地の列番号を出力してくれます。
AND(アンド)/OR(オア)関数 IF関数を拡張してくれる関数です。AND条件とOR条件を使って、IF関数で細かく条件抽出をすることができます。AND条件とOR条件は、ベン図を使って説明をしています。
IFS(イフス)関数 IF関数の複数バージョンです。80点以上だったら「優」、60点以上だったら「良」、50点以下だったら「可」、それ以外は「不可」という細かい条件を設定することができます。
MATCH(マッチ)関数 一行または一列の範囲から、条件に適合する位置が何番目にあるのか、または何番目までなのか? を数字で指定してくれます。
XLOOKUP(エックスルックアップ)関数 VLOOKUP関数の進化版です。ただし、2021年7月現在では、Excelのバージョンに成約を受けるため、まだ安易に使うことはできません。Googleスプレッドシートの関数にもまだ存在していないので、今後に期待です。新しい関数はみんなが使えるようになって初めて役立ちます。
UNIQUE(ユニーク)関数 関数で重複データを単一データに揃えてくれる関数です。
INDIRECT(インダイレクト)関数 直接入力したセル番地やシート名を参照させることができます。あらゆる関数と組みわせることで、さらなる可能性を秘めた関数です。

時の使い手になるために必要な関数たち

2021年の時間軸でセルに「7/16」と入力した場合、自動的に5桁の数字に変換されます。

Excelは自動的に書式設定を行い、セルに「7月16日」と表示させますが、書式設定を[標準]に戻すと変換された「44393」という値が出てきます。

1900年1月1日から1日ずつカウントされた値、これがシリアル(一続きの)値です。

シリアル値は、1日が「1」として扱われ、その「1」は「24時間」であり「1440分」であり「86400秒」を意味します。さあ、皆さんも以下の関数を使って時の使い手になりましょう!

TODAY(トゥデイ)関数 その日の日付を算出してくれます。明日、Excelの画面を開いたら、自動的に明日の日付が出力されます。これはパソコンのタスクバー右側にある時計から、現在の時間を取得しています。
NOW(ナウ)関数 TODAY関数同様、現在の日付を取得してくれます。日付に加えて、現時点の時間を秒まで表示してくれる関数です。
DAY(デイ)/MONTH(マンス)/YEAR(イヤー)関数 DAY関数は、シリアル値からその月の「日」を出力します。MONTH関数は、その年の「月」を出力します。YEAR関数は、西暦を出力します。TODAY関数で取得する日付表示を細分化するときに使用します。
SECOND(セコンド)/MINUTE(ミニッツ)/HOUR(アワー)関数 SECOND関数は、シリアル値から秒を出力します。MINUTE関数は分を出力し、HOUR関数は時間を出力します。
EOMONTH(イーオーマンス/エンドオブマンス)関数 シリアル値から、指定する月の最終日数を出力してくれます。シリアル値が「44393」であれば、2021年7月31日となるので、この月の最終日数「31」を出力させることができます。当月か前月かなどは、引数より指定できます。
WEEKDAY(ウィークデイ)関数 その日付の曜日を1~7の数値データで返してくれます。第2引数より、日曜日はじまり、月曜日はじまり、それ以外の曜日はじまりを指定できます。

経理の人間ならばマストな関数たち

1円合わない! ってことのないように、以下の関数できちんと請求ルールを決めましょう!

ROUND(ラウンド)/ROUNDUP(ラウンドアップ)/ROUNDDOWN(ラウンドダウン)関数 四捨五入・切り捨て・切り上げをしてくれる関数です。この関数を使うときに重要なことは、278円の外税と300円の内税をしっかり求められるか? ということです。知識がなあなあのままこの関数を使うと、必ず数円単位でずれてしまうので注意が必要です。
INT(イント)関数 切り捨てをしてくれます。ただし、負の数の場合は切り上げをします。小さな値に丸めるそんな関数です。
QUOTIENT(クオーシェント)関数 割り算の商を求めてくれる関数です。データには、割り切れない数の場合小数点があると、時として邪魔なときがあります。物理的に何個必要なのか? を求めるとき、この関数は大活躍します。
MOD(モデュラス)関数 割り算の余りを求めてくれる関数です。データを識別するときや、データの整合性を保つ目的で「余り」を使うことがあります。
FV(フューチャーバリュー)関数 毎月いくら投資して、年利がこれくらいだったら未来の資産はどうなるか? という計算をしてくれます。
SUBTOTAL(サブトータル)関数 小計の合計を求めるときや、フィルターの使用によって抽出結果のみの値を計算してくれます。合計・平均などの計算方法は、引数内の番号で指定を行います。
SUMPRODUCT(サムプロダクト)関数 配列を指定し、その配列におけるデータの組同士を乗算します。そして各合計を最後に合算します。
FORMULATEXT(フォーミュラテキスト)関数 数式を参照すると、数式を文字列として出力してくれます。数式確認の際には便利です。

データクレンジングで必要な関数たち

集計前にRawデータを整える作業のことを「データクレンジング」または「データクリーニング」とも言います。私は「データクレンジング」のほうが響きがいいなーと思っています。

システムの管理端末からCSVで吐き出したデータに誤りがある、修正しなければいけない、ということはよくあることです。システムの改修には膨大な時間と費用が掛かりますから、そこをExcelの力でサポートします。そのときに役立つ関数たちです。

LEFT(レフト)/RIGHT(ライト)関数 指定したセルの左または右から〇文字分のデータを抜くことができます。バイト数(半角だと1バイト、全角だと2バイト)には関係がなく、半角でも全角でも1文字分1文字として判断します。
MID(ミッド)関数

左から〇番目より、〇文字抜き出すという関数です。バイト数(半角だと1バイト、全角だと2バイト)には関係がなく、半角でも全角でも1文字分1文字として判断します。

FIND(ファインド)関数

指定したセルに、指定した文字列は何番目にあるのか、数えてくれる関数です。この関数があることで、"_"(アンダースコア)まで区切る、”-"(ハイフン)まで区切るということができます。バイト数(半角だと1バイト、全角だと2バイト)には関係がなく、半角でも全角でも1文字分1文字として判断します。

LEN(レン)関数

指定したセルの文字数を数えます。バイト数(半角だと1バイト、全角だと2バイト)には関係がなく、半角でも全角でも1文字分1文字として判断します。

VALUE(バリュー)関数

指定したセルが文字列の数字だった場合、計算ができる数値データに置き換えます。Rawデータに¥マークが入ってしまって文字列になってしまったCSVデータをクレンジングするときなどに便利です。

DATEVALUE(デイトバリュー)関数 文字列データとして出力された日付を、シリアル値入りの日付データとして変換します。
TEXT(テキスト)関数

ユーザー設定の表示形式のように、指定する値のアウトプットする書式を設定できます。ただ、出力されるものはすべて文字列となります。

UPPER(アッパー)関数

指定した文字列のアルファベット(英文字)をすべて大文字に変換してくれます。半角の場合は半角で、全角の場合は全角のまま変換します。

LOWER(ロワー)関数

指定した文字列のアルファベット(英文字)をすべて小文字に変換してくれます。半角の場合は半角で、全角の場合は全角のまま変換します。

PROPER(プロパー)関数

指定した文字列のアルファベット(英文字)の先頭を大文字に、残りを小文字に変換してくれます。半角の場合は半角で、全角の場合は全角のまま変換します。スペースで文字列が区切られた場合、そのスペース後の先頭文字は大文字になります。

データ分析できます! という人なら知っている関数たち

こちらの関数は、統計解析・データ分析に必要な関数たちです。中央値、標準偏差、相関係数、正規分布、t検定などなど、分析をしたい人にもわかりやすく記載していきます。

特に分析が必要のない人は覚える必要がありませんが、知っておくと楽しいですよ。あなたは降水確率30%のときに傘を持っていきますか? 持っていきませんか?

こちらのAVERAGEA関数との違いを覚えておきましょう。

AVERAGE(アベレージ)関数 データの平均(算術平均 or 相加平均)を求めてくれる関数です。平均の出し方は単純ですが、惑わされやすいものです。体重計のようなデータか、それとも飲み会のようなデータかが見えてくれば使いやすいかな。
AVERAGEA(アベレージエー)関数 AVERAGE関数同様、データの平均(算術平均 or 相加平均)を求めてくれる関数ですが、セルに文字列が含まれている場合は「0」として扱い、数に含めて平均値に含めます。また、論理値の場合は「True」「False」を「1」「0」で扱います。
MAX/MIN(マックス/ミニマム・ミン)関数 データの最大値・最小値を求めてくれる関数です。
MEDIAN(メジアン)関数 データの中央値を求めてくれる関数です。中央値は外れ値に影響を受けない、データ分析の中でも代表値とも呼ばれる値です。
CORREL(コリレーション)関数 データ同士を組み合わせて、相関係数を出力してくれる関数です。
POWER(パワー)関数 数値と指数で、べき乗を計算してくれる関数です。
ABS(アブソリュート)関数 指定した数値の絶対値を求めてくれる関数です。
LOG(ログ)関数 数値と底で、対数を計算してくれる関数です。
SQRT(スクエアルート)関数 参照したセルまたは数値データの平方根を出力してくれる関数です。
VAR.P/VAR.S(バリアンス・ピー/エス)関数 データのばらつき具合を示す「分散」を出力してくれる関数です。
STDEV.P/STDEV.S(スタンダードディービエーション・ピー/エス)関数 データの標準偏差を出力してくれる関数です。
COVARIANCE.P/COVARIANCE.S(コバリアンス・ピー/エス)関数 2つのデータ列より、データの関係性の深さを測るための指標である「共分散」の値を出力します。

※1日1関数ずつ、鋭意作成中