STAGE 07 — 7-1 / 使い捨て環境で練習する

Lightsailを用意してSSH接続

考えてみよう

本編(STAGE 01)で環境構築は学びました。でも「もう一度、まっさらな状態から手を動かして練習したい」——そんなとき、自分のPCで消したり入れたりを繰り返すのは少し怖いですよね。どうすればいいでしょう?

使い捨てのLinux環境を用意するのが安全です。この付録では、Amazon Lightsail の Ubuntu に"使い捨てユーザー"を作り、練習が終わったらユーザーごと削除して初期化します。本編で作った実プロジェクトも、手元PCも、一切汚しません。

この付録のねらい

STAGE 07 は本編とは独立した練習編です。目的は「環境構築を、何度でもゼロからやり直せる場所を持つこと」。

① Ubuntu インスタンスを用意する

すでにLightsailインスタンスをお持ちなら、それを使います。新しく作る場合は、Lightsailの管理画面から次のように作成します。

ゆみちゃん
ゆみ

インスタンスは"建物"、これから作る使い捨てユーザーは"その中の一部屋"。建物(月額を払っているサーバー)はそのままに、部屋だけ作っては壊して練習する——このイメージを持っておくと、あとの手順がすっと入るよ。

② SSHで接続する

インスタンスに入る方法は2つあります。手軽なのはブラウザSSHです。

# 方法B:手元のPCから鍵を指定してSSH接続(IPは自分のインスタンスのもの)
ssh -i LightsailDefaultKey.pem ubuntu@203.0.113.10

初期の接続ユーザーは ubuntu です。以降の作業は、この ubuntu(sudoが使える管理ユーザー)から行います。

> Windowsの場合: この ssh コマンドは Windows の PowerShell にも標準搭載されているので、そのまま同じように接続できます(ssh -i 鍵ファイル ubuntu@IP)。もちろん、鍵の準備がいらないブラウザSSHが手軽なのは同じです。

やってみよう

まずはインスタンスに接続し、OSのバージョンを確認してみましょう。

`` cat /etc/os-release ``

確認ポイント

Ubuntu と、そのバージョン(例:22.04 LTS)が表示されれば、接続成功です。土台の準備はこれで完了。次の記事から、いよいよコマンドを1行ずつ打って環境を作っていきます。

この記事のまとめ

土台ができました。次は、使い捨てユーザーを作り、その中に環境を構築します。ここからはコマンドを1行ずつ、意味を添えて進めます。

用語メモ
Lightsail
AWSのかんたんVPS。Ubuntu等の仮想サーバー(インスタンス)を手軽に使える
インスタンス
1台の仮想サーバー。この付録では削除せず持ち続ける
ブラウザSSH
Lightsail画面から鍵なしでターミナルを開ける接続方法
ubuntu(ユーザー)
Ubuntuインスタンスの初期管理ユーザー。sudoが使える