STAGE 04 — 4-1 / 準備する

題材リスト(お知らせ)を用意する

考えてみよう

これから「リストの中身を表示するWebパーツ」を作ります。でも、その前に絶対に必要なものがあります。何でしょう?

表示する対象、つまり「リスト」そのものです。中身を映す部品を作るなら、まず映す元がなければ始まりません。この記事で、題材となる「お知らせ」リストをSharePoint上に用意します。

作るリストの設計

今回は、シンプルな「お知らせ」リストを題材にします。列(カラム)はこの3つです。

表示名種類役割
タイトル1行テキスト(既定のTitle列)お知らせの見出し
本文複数行テキストお知らせの内容
掲載日日付いつのお知らせか

「タイトル」はリストに最初からある Title 列をそのまま使います。「本文」と「掲載日」を、新しく追加します。

リストを作る

SharePointのサイトで、次の手順で作成します。

  1. サイトの [+ 新規] → [リスト] を選ぶ
  2. [空白のリスト] を選ぶ
  3. 名前を お知らせ として作成

これで、Title 列だけを持つ空のリストができます。

列を追加する

作ったリストの右端の [+ 列の追加] から、2つの列を足します。

ゆみちゃん
ゆみ

ここで1つ、後でハマりやすい落とし穴を先回りで教えるね。SharePointの列は、画面に出る「表示名」とは別に、コードから呼ぶための「内部名」を持っているの。日本語の表示名で列を作ると、内部名がヘンな文字列になっちゃうことがある。だから次の"内部名の確認"が大事なんだ。

コードで使う「内部名」を確認する

Webパーツのコードは、列を内部名で指定します。表示名(日本語)と内部名は違うことがあるので、必ず確認しておきましょう。

確認方法:リストの [設定] → その列名をクリック すると、ブラウザのアドレス欄が次のような形になります。

.../FldEdit.aspx?List=...&Field=Body

この Field= の後ろが内部名です。英語で列を作れば BodyPublishDate のように素直な内部名になりますが、日本語表示名だと OData__x30fb... のような文字列になることがあります。

> おすすめのやり方: 列をいったん英語名(例:Body, PublishDate)で作成し、あとから表示名だけ日本語(本文・掲載日)に変更する。こうすると内部名が英語のまま固定され、コードが読みやすくなります。この講座では、内部名を BodyPublishDate として進めます。

サンプルデータを入れる

動作確認用に、お知らせを2〜3件入れておきましょう。リストの [+ 新規] から、たとえば次のように登録します。

タイトル本文掲載日
年末年始の予定について12/29〜1/3は休業します。2026-12-01
システム更新のお知らせ週末にメンテナンスを行います。2026-11-20

これで「映す元」が整いました。

やってみよう

自分のサイトに「お知らせ」リストを作り、BodyPublishDate 列を足して、サンプルを2件入れてみましょう。列の内部名も、Field= で確認しておきます。

確認ポイント

内部名が Body / PublishDate になっていればバッチリです。もし違う内部名になっていたら、次の記事のコードではその内部名に読み替えて使ってください。準備ができたら、いよいよコードを書きます。

この記事のまとめ

準備完了です。次の記事で、このリストの中身をコードから読み取って、画面に描きます。

用語メモ
リスト(List)
SharePointの表形式のデータ入れ物。今回の題材は「お知らせ」
列の内部名
コードから列を指定する名前。表示名と異なることがあるので要確認
複数行テキスト
長い文章を入れられる列の種類。本文向き
Field=(FldEdit)
列設定画面のURLに出る内部名。表示名との違いを確認できる