前の記事で「入れるべきは Node.js v22」と分かりました。ではnodejs.orgを開いて、目立つ大きなダウンロードボタンを押せばよい……でしょうか?
実は、そこに落とし穴があります。公式サイトが一番目立たせているのは、しばしば最新版(v24など)。私たちが欲しいのはv22です。「押すべきボタンはどれか」を、この記事でハッキリさせます。
> (メモ)練習用の使い捨て環境について
> 本体を汚さず、環境構築を何度もゼロからやり直して練習したいときは、使い捨てのLinux環境が便利。
> 私は Amazon Lightsail の Ubuntu インスタンスに"使い捨てユーザー"を作り、終わったらユーザーごと削除する方法でリセットしている(手順とスクリプトは spfx/lab/ を参照)。
入れ方は2通り。おすすめは「切り替えられる」方式
Node.jsの入れ方には、大きく2つあります。
- 方式1:公式インストーラーで直接入れる — 手軽。ただしPCに1つのバージョンしか入らない
- 方式2:nvm-windows(バージョン管理ツール)で入れる — ひと手間かかるが、複数バージョンを自由に切り替えられる
SPFxは「プロジェクトごとに対応Nodeが違う」世界です。たとえば古い 1.20 のプロジェクト(Node v18)と、いまの 1.23(Node v22)を、同じPCで触ることは十分ありえます。そのとき方式1だと、入れ替えのたびに再インストールが必要でつらい。だから方式2(nvm-windows)を強くおすすめします。複数のプロジェクトを扱うなら、なおさら相性が良い方法です。
「今は1.23しか触らないから方式1でいいや」でも大丈夫。でも将来ぜったい別バージョンに出会うから、最初からnvmにしておくと後がラク。ここでは両方書いておくね。
方式2:nvm-windows で入れる(おすすめ)
nvm-windows は、Node.jsのバージョンを何個でもPCに入れておき、コマンド1つで切り替えられるツールです。
手順
nvm-windowsを入手する
- 調べ先:GitHub の
coreybutler/nvm-windows("Releases" からnvm-setup.exe) - すでにNode.jsを方式1で入れている場合は、先に一度アンインストールしておくと競合を避けられます
nvm-setup.exeを実行してインストール- PowerShellを開き直す(インストール直後は、開いていた古い画面ではnvmを認識しないため)
- v22系の最新を入れる
nvm install 22
- 入れたv22を「使う」状態にする
nvm use 22
nvm install 22 は、v22系の中の最新LTSを選んで入れてくれます。プロジェクトの engines が >=22.14.0 を求めていても、最新v22ならこの条件を満たします。
nvmで今の状態を確認してみましょう。PCに入っているバージョン一覧と、今使っているものが分かります。
``
nvm list
``
* 22.x.x のように、v22系の左に * が付いていれば、それが現在使用中のバージョンです。もし別の版に * が付いていたら、nvm use 22 で切り替えましょう。
方式1:公式インストーラーで直接入れる
nvmを使わない場合は、こちらです。押すボタンを間違えないことだけ注意してください。
https://nodejs.org/download/を開く(トップページではなく Downloads ページ)- v22系のLTS を選ぶ(トップの大きなボタンは最新版のことがあるので、必ずバージョン番号を確認)
- Windows用の
node-v22.x.x-x64.msiをダウンロードして実行 - インストーラーは基本「次へ」で進めてOK
> ポイント: 「LTS」表示と「v22」の数字、両方を目で確認してから落とすこと。ここさえ間違えなければ、方式1でも問題ありません。
入ったか確認する
どちらの方式でも、最後は必ず動作確認をします。PowerShellを新しく開き、次の2つを実行してください。
node --version
npm --version
node --version→v22.x.xと出ればOK(目標のv22と一致)npm --version→ 数字が出ればOK。npmはNode.jsに同梱されているので、別途入れる必要はありません
この記事のまとめ
- Node.jsは v22(前記事で確定した対象)を入れる
- おすすめは nvm-windows:
nvm install 22→nvm use 22 - 直接入れるなら Downloadsページでv22 LTSを選ぶ(大きなボタン=最新版に注意)
- 最後に
node --versionとnpm --versionで確認。npmは同梱
土台のNode.jsが整いました。次は、その上にSPFx専用のツールを載せていきます。
- nvm-windows
- Node.jsを複数バージョン入れて切り替えるツール。coreybutler/nvm-windows
- npm
- Node Package Manager。Node.jsに同梱されるパッケージ管理ツール
- LTS
- 長期サポート版。SPFxが公式サポートするのはLTS版のみ(今回はv22)