では、スライサーについて、もう一歩踏み込んで説明していきましょう。
スライサーそのものをカスタマイズしてみましょう。「タイル」を使っていきます。設定項目の中でも、まず確認しておきたいのが「選択項目」です。
例えば、「単一選択」というオプションがあります。これは、その名前の通り、スライサーで選択できる項目を一つだけにする設定です。
通常、単一選択がオフになっている状態では、複数の項目を選択することができます。例えば、2022年と2024年だけを選択して、その2年間のデータを同時に表示することができます。これは、複数の期間を比較したい場合には便利な設定です。
一方で、「必ず一つの期間だけを選択してほしい」というレポートを作る場合もあります。その場合には、単一選択をオンにします。
すると、2022年、2023年、2024年といった項目の中から、一つだけを選択する形式になります。例えば2022年を選択した状態で2023年を選択すると、2022年の選択が解除され、2023年だけが選択された状態になります。
このように、単一選択をオンにするかオフにするかによって、レポートを見る人の操作方法を変えることができます。
どちらが正しいというものではありません。「複数の項目を比較してほしいのか」「必ず一つの項目だけを見てほしいのか」という、レポートの目的によって使い分けることが重要です。
そして、もう一つ確認しておきたいのが「すべて選択」というオプションです。単一選択がオフになっている状態では、「すべて選択」を利用できるように設定できます。これをオンにすると、スライサーの一番上に「すべて選択」という項目が表示されます。
特定の年だけを選択した状態から「すべて選択」を選べば、すべての年のデータを表示する状態に戻すことができます。実際にレポートを利用する人を意識しながら設定をしてください。