実際のダッシュボードでは、さまざまな人がレポートを見ることになります。そのため、外部のWebサイトをリンクとして表示したり、別のページへ移動できる内部リンクを設定したりするなど、「見る人が迷わないための導線」を作ることも重要になります。
ちなみに、リンクの設定はどちらも簡単です。「挿入」リボンから「ボタン」を追加し、書式設定で「アクション」をオンにして、種類を「Web URL」にすれば外部サイトへ、「ページ ナビゲーション」にすればレポート内の別のページへ移動できます。
組織の中で実際に使ってもらえるレポートにするためには、単にデータを分析してグラフを作るだけでは十分ではありません。「見てくれる人にとって、どれだけ便利に使えるか」という視点を持って、レポートを作成する必要があります。
まず、自分でレポートを作成して、自分自身が使う場合です。この場合は、「自分にとって使いやすいか」ということを、もう一度確認してみてください。そして、組織で利用する場合は、Power BIの使い方をあまり知らない人が、そのレポートを見ることになります。
そのため、説明書がなくても、画面を見ただけで「ここを押せばいいんだな」「こうやって見ればいいんだな」と分かるような導線になっているかどうかが、非常に重要なポイントになります。
ここまで学習して、実際にダッシュボードを作れるようになると、どうしても「ダッシュボードを作った」という満足感が先行してしまうことがあります。しかし、そこで終わってはいけません。重要なのは、作ったダッシュボードをみんなが実際に使ってくれて、その結果として業務がスムーズになることです。これを一つの目標として、レポートを作成していきましょう。
そして、その先にある目的は何かというと、そのダッシュボードがあることによって、さらに業務が改善され、最終的には売上や成果につながっていくことです。「作って満足」で終わらないように注意してください。
Power BIは、きれいなグラフを作るためのツールではありません。データを見える化し、そのデータをもとに人が行動し、業務を改善していくためのツールです。
ぜひ、これまで学習してきた操作方法だけではなく、「このレポートを見る人は、どうすれば迷わず使えるだろうか」という視点も持ちながら、最後までダッシュボードを仕上げていきましょう。