それでは、もう一つ「フィールドを見やすく整理する」方法について学習していきます。ここでいう「フィールド」とは、これまで扱ってきたテーブルの列、つまり項目名や見出しのことです。
扱うフィールドの数が増えてくると、すべての項目がそのまま表示されている状態では、ビジュアル作成がより煩雑になってしまいます。
今回、覚えていただきたいのが、「フィールドの非表示」です。Power BIには、第6回で学習した、フィールドを右クリックして「モデルから削除」する操作もありますが、これと同じように、フィールドを右クリックすると「非表示」とするための設定があります。
Power BIでは、モデルからの削除まではしたくないけれども、普段のレポート作成では使用しない列を非表示にすることができます。たとえば、データの加工や計算のためには必要だけれども、実際にグラフを作成するときには使用しない列などがあります。前回の「部の並び順」の列が、まさにそれです。
こうした列までデータウィンドウにすべて表示されていると、必要な項目を探すのに時間がかかってしまいます。そこで、使わないフィールドを非表示にして、必要な項目に集中できるようにしておきます。
ここで注意していただきたいのは、「非表示」と「削除」は違うということです。
「モデルから削除」をすると、そのフィールド自体をモデルから削除することになります。一方、「非表示」にした場合は、データそのものを削除するわけではありません。
あくまでも、レポートを作成する「レポートビュー」の画面で、データウィンドウに表示されないようにするだけです。そのため、必要になれば、再び表示することもできます。
また、非表示にしたフィールドは、テーブルビューでは列見出しが灰色で表示されます。フィールド名自体は消えず、データも確認できます。ただ、レポートビューになると、データウィンドウから非表示になります。そのため、ビジュアル作成がやりやすくなります。
それでは、実際にフィールドの非表示設定を行っていきます。テーブルビューのデータウィンドウで「部の並び順」を右クリックし、「非表示」を選択してください。列見出しが灰色になります。
レポートビューに切り替えると、データウィンドウから「部の並び順」が消えています。それでも、前回設定した「列で並べ替え」はそのまま機能していますので、グラフの並び順は変わりません。
元に戻したいときは、データウィンドウの右上にある「…」から「非表示の項目を表示」を選ぶと、非表示にしたフィールドが薄い文字で表示されます。そこで右クリックして「非表示の解除」を選べば、元どおりです。モデルビューでは、テーブルの各項目の右側にある「目」のアイコンでも、同じ操作ができます。