ここまで、Power BIの操作について、さまざまな機能を演習を交えながら学習してきました。概ね、Power BIの操作説明として重要なところは、80%から90%程度お伝えできたのではないかと思います。グラフを作り、書式を整え、フィルターや階層で切り口を変える。基本の流れは、そろそろ手が覚えてきた頃だと思います。
ここからは、これまで詳しく説明していなかった、細かな操作や便利な機能について見ていきましょう。取り上げるのは、大きく4つあります。
一つ目は、「ドリルスルー」という機能です。第21回で、ドリルアップやドリルダウンについて学習しましたが、今度は「ドリルスルー」という、少し似た名前の機能について見ていきたいと思います。
二つ目は、「ヒント表示」です。グラフなどのデータにマウスポインターを重ねると、吹き出しのような形で詳細な文字情報を表示することができます。この「ヒント」についても、詳しく確認していきましょう。
三つ目は、「カスタムビジュアル」です。Power BIには、最初から用意されている標準のビジュアル以外にも、追加でインストールして利用できるビジュアルがあります。代表的なものの一つが、検索フォームです。実際にカスタムビジュアルを取り込んで、どのように利用できるのかを確認してみましょう。
そして四つ目が、「ブックマーク」です。これは、お気に入りのレポートの表示状態や検索条件などを保存しておくことができる機能です。
一つ一つは本当に細かな機能ではありますが、実際の業務でPower BIを利用する際には、こうした機能が使いやすさにつながります。今回から、これらを「便利機能」という形でまとめて、順番に学習していきましょう。そのあと第30回で、折れ線グラフの「欠損ポイント」というトラブルへの対処法を1つ挟んで、基本操作編のまとめに入ります。
この第25回から第30回までの演習には、専用の演習データを用意しました。中身は、これまでのサンプルデータと同じ「取引先マスタ」と「販売実績」の2シートですが、第30回のために、あえて「売上のない期間」を仕込んであります。
📥 練習データ(全レッスン共通)をダウンロード(zip・約1.8MB)
zipを展開すると、第33回以降で使う練習データと一緒に入っています。使うのは「00_basic」フォルダーの「powerbi-exercise-data.xlsx」です。
Power BI Desktopで新しいレポートを開き、「データを取得」から「Excel ブック」を選んで、このファイルの2つのシートにチェックを入れて読み込んでください。手順は、最初にサンプルデータを読み込んだときと同じです。読み込みが終わったら、次回のドリルスルーから始めましょう。