セミナーや勉強会に参加したり、パーティーに出席したり……。フリーになって、いかに「はじめまして」の人と多く出会っていくかがキーになっている気がする昨今です。1人での限界はありますからね。

前回の記事「紙のタワーを作ろう」の中でも書きましたが、パソコン講師をさせてもらう前は、ビジネス研修の講座を担当しておりました。

そこで「ネタが必要ならこんなのがあるよ」と、先輩ビジネス研修が教えてくれた演習をご紹介します。この演習は、そんな初対面の人との会話術を磨く、といった内容になるのでしょう。

相手の共通点を探すスキルをつけよう

共通項目が1つでも見つかると、記憶に残りやすくなります。

1チーム4〜6人の演習となります。この演習のゴールは「共通点がたくさん見つかったチームが勝利」です。また、「ネガティブな共通点は見つけない」というルールで行います。

以下の説明をします。

A4用紙を一枚渡します。

チームの中で、誰か1人書記になってもらいます。

制限時間は10分間。チーム内で、全員の共通点を見つけるための相談をしましょう。

書記になった人が、見つかったチームの共通項目を列挙します。

それぞれ発表してもらい、一番多い共通項目を見つけたチームが優勝です。

講師が開始終了の合図をします。講師がはい終了! というよりも、キッチンタイマーのような機械音を用いると、終了の合図がスムーズです。

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この演習は魔力を感じました。

クラスという単位は、大人でもとっつきづらい人、あまりこの人とは関わり合いたくないなと思っている人がいます。寡黙な人もいました。

クラスの空気が重かったところも、「紙のタワー」か、こちらの演習をやると軽くなりましたね。

演習において、きまって出てくる共通点は、全員男である。全員血液型がB型である。全員東京の生まれである。全員肉が好きだ。全員夏が好きだ。全員朝食はパン派だ、というような内容です。これでOKです。

具体的な共通点とは……

全員星座が同じだった。全員単調作業が好きだ。全員○○区に住んでいる。全員自動販売機は○社を買うことが多い、などなど。

20クラスほどやってきたので、中には共通点が全然見つからないチームもいました。そこは講師が助け舟を出して「全員○○駅を知っている」とか「日曜日は早く晩御飯を食べる」とか、そういったヒントを出してあげます。ひとつ共通点が見つかると、あとは出てくるものでした。

この演習のクロージングですが、この10分間で隣のグループの話が聞こえなくなるほど、教室は会話で溢れます。それくらい共通点を探して見つかったときは、話が大いに盛り上がるので、お仕事でも重要人物と出会ったときなど、会話をする上で共通点を探していくというのを頭の片隅に入れておくといいですね、と締めました。

この演習での気づき

  1. その場だけクラスの空気を穏やかにするには、最高の演習だった。
  2. 共通点が多ければ多いほど、相手に心を許してしまうのかもしれない。

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管理人がこの演習を続けてきて、ひとつ思ったのが、何か共通点を探せるための話ネタがあればいいなと思いました。

初対面の人とは、まず自己紹介からはじまります。名刺交換をして、その名刺に書かれている内容から話題をふりますよね。けど、それって全然記憶に残らないことのほうが多いです。

これは管理人限定の話術なのですが、諸刃の剣でもあります。おおかたプライベートの話をしてしまいます。いきなり土足で相手のフィールドに入ってしまうのですが、そこで共通点が一つもなければ、そもそも社交辞令的な挨拶をしてもご縁はないでしょうし。

いつかは向こうから話しかけてもらえる、といったレベルの人になりたいものですね。