ここまで書いて公開してきたので、公開した後のやってしまった感が襲いかかっています。ブログとは、人間の承認欲求のために生まれたツールのように思えて仕方ありません。もし、藤子F不二雄先生が今漫画を描いたら、どんなストーリーを導き出してくれるのかと思います。

以下、緩やかな文面をまとめさせてください。それで最後に理想の付き合い、理想の結婚を語ってこの書記を終わりにしたいと思います。


精神的にも落ち着きはじめた30歳、僕は会社を解雇になりました。事業終了による解雇です。そこから僕はフリーランスになりました。現在の時間軸から、もう5年も経つのですね。

2012年3月22日~29日までの間、残っていた有給を全て消化するため、僕は友達に会うべくフランス・ニースへと旅立ちます。彼とは累計3回しか会ったことがなく、当時はさほど面識がなかったのですが、人生にはいつだって台本があるのかもしれません。その友達に会いに、このとき行かなければいけない気がしました。

「あっ、3週間後そっち行ってもいい?」

初めての単独海外旅行、日本からKLMオランダ航空を使い、アムステルダムへ。そしてニースまでとなる15時間もの道のりは、永遠と思えるほど長く、不安で孤独なものでした。

そして無事に南フランスを堪能した最終日の夜、友達は僕のために、ささやかなナイトパーティーを開いてくれました。

以下、中心街から少し離れた地下1階のお店、おしゃれなワインバーでのワンシーンです。

「こっちの女は、日本みたいに食事だけとか、デートだけとか、そういった付き合い方はしないんだ。その女と2人で食事をするっていうことは、そのままベッドインまでするってことが常識で、だから日本の女ってのは、誘うだけならめちゃくちゃ簡単なんだよ。こっちは最初の敷居が高い。だって、やつらはベッドインまで考えているんだから」

日本人女性、たしかにフランス人女性がそうであるなら、誘う難易度は低いですよね。

不思議と南フランスの開放的な街にいると、日本人女性なんか簡単に落とせそうな気もしてきました ―― 彼女を作ることがこんなにも簡単な国にいるのか ―― 海外旅行というものは、不思議なものです。滞在時は、日本に戻ったらなんでもできる気分になるのですから。

はぐ。

海外旅行は、フランスが初めてではありません。

ハワイ、シンガポール、マレーシア、タイ、プーケット、サイパンにモルディブと、数多くの国に出掛けてきました。けれども、決定的な違いがあります。

繰り返しにはなりますが、それは1人で出掛けてきたこと。いままで、ツアーがすべてでした。ツアーでなく、このフランス旅行は航空券の手配だけ、他は何もしていません。ゆえに、ツアーだと海外にいても、日本人がまわりに多くいた、ということになります。

友達がフランス・ニースを案内してくれたわけではなく、僕のために合鍵を作っていただき、ほとんど放置プレイで海外旅行一人旅を楽しませてくれました。

「困ったらここに電話しろ、飛んでいくから」

それがなにより心強かったです。だから安心して、地球の歩き方という攻略本を片手に、ニース、エズ、カンヌ、アンティーブ、モナコと、いろいろな場所に出掛けることができました。

で、これがエズの庭園からの写真です。

この写真、実はある初体験の出来事を、僕の記憶に記録しています。

これは、撮影者とハグをする前の写真です。この写真を撮ってくれたのが、スイス(英語訳が間違っていなければ)から旅行にきていた若いカップルでした。

同じ一眼レフは、なんと僕が持っていた一眼レフと同じCanon。僕も彼らにこの背景ポジションで、ラブラブな写真を撮ってあげたのです。

撮影した写真を確認すると、まず男性からありがとうとハグを受けました。相方の女性もその流れでハグをしてくれました。日本人だからハグに慣れてないよ! don’tとcustomの単語だけで、相手は文化の違い(僕の戸惑い)に笑っていましたけどね。

日本人である以上、挨拶で軽く抱き合うことの経験はなかった。ああ、やっぱり海外だな―とそのときは感じて終わりました。思い出のエズ、初体験の記録といいましょう。

これに関しては、World Domination Summit 2015へと続きます。