話題を変えます。合コンについてです。合コンの誘いは、いままで断り続けてきました。

理由はたったひとつ、単純にくだらないと思ったからです。また、3対3だとして、同じ女性を好きになることもありますし、何より自分に自信がなかったのもひとつの要因です。自分よりもルックス的にかっこいい男は、たくさんいましたから。

好きな女性が、知り合いの男のほうを好きだった、という構図はもう耐えられません。なので、合コンというシステムから逃げていた、というのも事実。ただ、本当にくだらないと思っていました。たった1回の酒席で恋人候補を選別する、それがひたすら嫌だったのです。

また、合コンに誘われていた時期、自分にはちゃんと好きな人がいました。

その人を攻略する前に、他の女性に手を出すという器用さなど、到底ありません。「女は魚釣りと一緒で、仕掛けは一つじゃだめなんだ」と、誰かが教えてくれました。いやいや、僕には二兎追うものは一兎をも得ず、という諺を信じています。

残念ながら、それは35歳になったいまでも習得できません。けれども、合コンというのも、出会いの場のツールとして使えばよかったのかもしれない、と思い直しています。

講師業から得た対人スキル

初回の講座というものは、講師はほとんど置物です。

信頼もなければ、信用もない。誰もが受けた義務教育のように、先生がいて、生徒がいて、という構図です。けれども僕の講座を長く受けると、不思議と皆さんの顔が朗らかになっていきます。成功した講座というのは、数多くご質問を受けたり、飲みの誘いを受けたりします。

これで気づいたのですね。

合コンをいままで、その場で決着つけるものとばかり思っていました。それはなぜか? それは受講生と最初に会って、僕の講座わかりやすいでしょ! 楽しいでしょ! と強要しているようなものと同じ、と考えたわけです。

君ならアンケートに「5:満足した」にすべて丸を付けてくれるはず! 約束だよ! 確かに○が全て付されたとしても、2回目の講座は二度と来てくれないかと思います。

「躍起になって彼女を探す、という目的が丸見えだから行きたくない」

この思考であったゆえに、僕は合コンに行ったとしたら、彼女候補の女子を選別し、躍起になってアプローチをしなければならない、と思い込んでいました。

違う。

受講生だって、次の講座も来てね! と、しつこく連絡をすれば離れていきます。作用反作用の法則です。僕がこの上なくかっこよくても、その日に落とすとしたら、エル・ディアブロやテキーラサンセットのようなカクテルで、酔い落とすぐらいの手段しかありません。

その逆もしかり、1日で駆け寄ってきた女性がいたとしたら、騙されている可能性もあるということ。一夜を共にしたところで、結婚まで発展できることはまずないでしょう。

必ずそれは、別の目的があるはず。

つまり合コンでは、楽しくご飯を食べればいいだけ。友達に、知り合いになればいい、という理解が足らなかったのです。それをわずかでも知っていれば、断る理由もなかったですね。

ただ、別の思考もあります。

異業種交流会などで名刺交換をしても無意味なように、合コンというのは、この異業種交流会のように無意味なものと捉えられるというもの。まあ、ここでキータッチを止めておきます。

それでも今日までの人生の選択に後悔はありません。

合コンには一度たりとも参加したことはありませんが、スポーツを通じて、趣味を通じて、たくさんの人と知り合うことができました。

なので、あながちその考え方の失敗に気づいても、さほど後悔はしていません。というのも、やはりお酒が入ったりするので、また別の出来事が発生していたかもしれませんから。

これまでの判断はすべて正しかった。いまはそう思っています。