ここで、僕の年齢を23歳に移動します。先にこっちを書きたくなりました。

宮古島で出会った子に恋をしました。けれども相手は大阪。遠距離片思い、というのも辛かったです。そしてこの23歳、初めて恋愛で頭がおかしくなりました。

いまとなってはあの異常さが思い出せない。そしてそのおかしくなった要素が「嫉妬」だとに気づくのに、だいぶ時間がかかりました。

過去の記憶 Case 4:嫉妬という病で、恋愛感覚が狂気となる。

好きになった女性に対して、恐ろしい嫉妬心を持つようになりました。あれは今思えば、人を好きになることとかけ離れた感情です。すくなくとも、恋、ではありません。

それこそ自分が、ストーカーのように変貌した瞬間ですね。毎日僕に「死ね!」と電話を掛けてきた女子生徒の気持ちも、わからなくもないです。もし彼女がこの嫉妬に狂っていたのなら。

ファンになったアイドルに対して凶行を加える歪んだ気持ち、もしかしたらあのときの自分なら理解できたかもしれません。彼女が好きだ=彼女を欲しい=彼女を征服したい=手に入れたい=その彼女には元カレがいた=アアそんなことはユルサレナイ……。

これは、あとあと自分自身で自己分析しました。それが、これ。

23歳まで女性に告白してはフラれ、を繰り返してきたために、自分はなおも「童貞」のままでした。この時間軸になると、好きになった子にはもう、既に元カレがいるという状況が多かった。好きになった彼女も元カレがいました。

彼氏と彼女。

つまり、SEXに対しての経験のなさといいましょう。相手はすでに初めてではないということに対して、頭がおかしくなるほど苦しくなったわけです。それこそ手が震えるほどの感情でした。吐きそうになるほど苦しかったのを覚えています。

アイテハスデニ ベツノオトコトヤッテイル

今までの女性を「好き」になった感情ではありませんでした。あの「嫉妬」という狂気的な感情は、シェークスピアの題材にもよくあるように、実に恐ろしいです。

無料相談でやっていた心理カウンセラーからのアドバイスを受けましたが、解決できず。そこで、当時フィリピンパブにはまっていた自称・恋愛マスターと吉祥寺で遊ぶ機会があり、巨大なハンバーガーを食べながら、この抑えきれない嫉妬心について相談しました。

「あーそれねー。風俗行ったら一発で治るよ。お前は綺麗な状態ゆえに、相手が穢れていると思ってしまう。で、嫉妬心で壊れる。なら、自分から穢れるといいさ。今から2万おろしてこいよ。ぼったくらない安全な店、連れてってやる」

性行為において剥くという初めての儀式があるのですが、初めての風俗で血の気がなくなり、気を失いそうになったのは伏せておきます。ひとまず、劣等感から生まれた嫉妬については、彼のアドバイスのおかげで驚くように消え去りました。

除霊成功したような気分、脳の壊れた機能が正常に戻った感じです。

そして嬢から、これまで誰も教えてはくれなかった女性の接し方、愛し方というのを教えてくれました。まあ、信じられないとは笑ってましたね。で、最後にアドバイスをくれました。

「すっごい真面目な人っぽいからさ、急に崩れないよう気をつけてね」

また嫉妬に襲われたらどうしよう。

不思議と顔は思い出せないのですが、あの嬢には正直感謝しています。12年前の話なので、いまではもういいおばさんになっているかと思います。

女性にこのことを話せば、間違いなく嫌がられることは必至なので、封印をしてきた話題ではありますが、あのとき恋愛マスターの指示に従っていなかったら、午後6時台のニュースに出るような性犯罪を犯していたでしょう。

嫉妬は人を完璧なまでに壊します。身をもって経験しました。

幸い、35歳になった今、あのとき苦しんだ「嫉妬」で苦しみ悶えることはありませんが、嫉妬という病気はいつ再発するかわかりません。

風俗に行くという切り札は経験済みなので、無理でしょう。次に嫉妬心に駆られたらどうしたらいいのか……こればかりは、二度と襲われないことを祈るしかないのでしょうか?

経験則がどれだけ培われたとしても、狂おしい感情の破壊力は、どれだけ心をコントロールしても根幹から崩れ落ちるので、無理な気がします。