家の固定電話にかかってくるものといえば、以下の3点が思いつく。ひどいときは1日3点セットでかかってくることさえある。固定電話などいらないのでは? と思う理由だ。

  1. 不動産屋
  2. お墓はいらないか?
  3. NTT

インストラクションの仕事がないとき、よく午後6時のニュースをちょろっと観ているんだけど、NEWSEVERYだったかな? 先日の特集で先祖のお墓を撤収し、墓石の解体撤去処分を業者に依頼するという内容を放送していた。

承継者消滅などにより、お墓の無縁化することを避けるためだ。つまり、一族が全部死んでしまい、墓守が誰一人としていなくなる状態を回避すること。特集では、80歳前後のおばあちゃんが100万円ぐらい支払ってそれをやっていた。自分が最後だから、一族として最後の墓守をするということらしい。

大きな衝撃を受けたよ。

しかも墓をクローズする場合、離檀料というものもあるらしく、その際にお寺へ6桁または7桁、ケースによれば8桁もの離檀料を請求されるとのこと。まったく恐ろしい話だ。

お寺

冷蔵庫に冷やしておいた炭酸水を持って呆然と見ていたのだけど、他人ごとではないなという思いがした。

例えば、うちの家系。現在、おいっこがいない。いとこ側も女の子だ。めいっこたちは嫁ぐ可能性は大として、その場合は我ら一族の苗字がおしまいとなる。年齢順に死ぬとして、管理人がこのまま独身貴族を貫いて死んだら、いとこの次男が最後の一族となる。彼もまた結婚せずに管理人と同様、独身貴族を貫いた場合、我ら一族の繁栄はない。結婚したとしても、子供が産まれない、もしくは男が産まれなれば、同じ結果となる。

嫌な話だ。けれどもリスクマネジメントとして考えよう。

我ら一族にはお墓があり、盆と正月はお墓参りに行っているのだけど、一族が全滅したらあのお墓は無縁仏となる。いつかはお寺の邪魔者となり、見知らぬ人に撤去され、見知らぬ場所に供養されるのだ。

それならそれでも構わないのだが……。人口が減っていき、2024年頃には1億人を割るという試算が出ている中、お墓というものは今後必要なのだろうか? とさえ思う。お墓ラッシュ必須ではないのか?

例えば、お墓を作らなくて納骨堂で〜という話をいつしか伺ったことがある。このほうが、IT業界用語でもある「クラウド」っぽくてよくないかい? お墓のクラウド。

【早稲田納骨堂】
http://waseda-nokotsudo.jp/

こんな形式であれば、墓石を買う必要もないし撤去する必要もないので、無縁仏になってもそう心配はないと思う。調べてはないが、きっとこういった納骨堂は無縁仏になったときのマニュアルがきちんとあるに違いない。遺骨が雨風打たれることもなく、きっと倉庫か何かに入っているのだろう。Motherのカプセルのように、かな。

mother

※ キャプチャ参照:http://hakuda2.web.fc2.com/mave/a/20.html

特集でやっていたおばあさんは、墓を撤去し、離檀料を払い、そしてご先祖様たちの骨を灰にして海に撒いた。本人は本当にすっきりした感じだった。人は死んだら土の中に入るより、海に戻ってしまったほうが気持ちがいいのかもしれないと本気で感じたかな。

一族を残す。そんなこと考えたこともなかったし、特に戦国武将の家紋や文字を引き継ぐようなこだわりもないけど、独身貴族とかぼやいている場合じゃないなと思いました ^^; 自分が一族の最後になる可能性があるからね。お墓がある以上、あのおばあさんのように、最後だからと撤去する役目だけはごめんだなぁ