近隣トラブル

こんにちは! Excel講師の榊裕次郎です。

最近、深夜帯の時間にうるさい住人が発生してしまったのですが、こういった近隣トラブルでは、絶対に自分から直接「うるさい!」と注意しにいってはいけません。

この手の事案の構図は、ソーシャルネットワークゲーム(以下:ソシャゲ)の戦争系ゲームを例にしましょう。

緊急性(近隣住人が包丁を持って暴れだしたとか、自分の命に関わるレベルのもの)でない限り、知らない相手から侵害されたとしても、目には目を歯には歯を方式でやり返してはいけません。できるかぎりの策を練って、平和的な解決が必要となります。

私のケースの場合はマンションなので、管理会社に相談という選択肢が一番でしょう。そのための毎月の管理費ですからね。


ソシャゲとは、どんなゲームであっても、まず自分のアカウントを作成してゲームの世界にログインします。最初はイントロダクションがありますので、そのゲームの世界観を伝えるために丁寧なストーリー作りがなされております。

ですから、最初は楽しくストーリーを堪能することができ、その段階では無料でゲームを進めることができるのです。

しかし、進行するに従ってゲームの進みが悪くなっていくのが通例です。ゲームのステータスバランスが、徐々に崩れていくんですね。次第に課金要素が発生し(お金を出すとゲームの進行が楽になる。または、魅力のあるキャラクターや武器が手に入る)、ストーリーとは異なるイベントが不定期に開催されます。最終的には、名探偵コナンのように本筋のストーリーがいつまでたっても終わることはなく、自分自身のレベルアップと、他のユーザーとの協力プレイに発展していきます。

また、中には戦争系ゲームの要素があるソシャゲがあり、チームを組んで、他のユーザーを攻撃・侵略するというゲーム要素もあります。

日本人プレイヤーは、他のユーザーを攻撃・侵略するということはしないのですが、アメリカ・ロシア系のゲームユーザーだと、その要素があればそれはあたりまえのプレイということで、平気で他のプレイヤーの攻撃・侵略を行います。仕返しをするためには、たとえレベルが低くても課金をすれば報復はわりと簡単で、それが運営の狙いでもあります。課金をし続けると、そのアカウントを削除できなくなる=ゲーム終了ができなくなるという心理になっていくのですが、その話は置いておきましょう。

で、ここに現実と仮想の共通項目を見出すことができます。

向こう側から戦いがはじまったとしても、1回やり返してしまうともう戦争は止まりません。どちらかが退場するまで、攻撃は止まらなくなるのです。

実際の戦争だったら、攻撃側だったら信長のように女子供すべて殺してしまえ! 何人も生かしてはおくな! というマインドになってしまいますし、防御側だったら第二次世界大戦の神風特別攻撃隊のように、自分の命ごと相手にぶち込んでしまうというマインドにもなってしまいます。

盛者必衰の理のとおり、攻撃側であり続けることはなく、最終的には防御側に1回は陥るため、破滅して終了というシナリオになっていくのです。


トランプ大統領が「中国ウイルス」と叫んだことで、少なからず中国に対する怒りがアメリカ国民に植え付けられたと思います。それがトリガーになっているのかもしれませんが、新型コロナウイルスの流行が始まってから、アメリカでは東アジア系の人々に対する犯罪が増加する事態になっています。

だからといって、やり返してはいけない。これも同じことですね。

権利を侵害されることに対する報復はしたくなりますが、前述のとおり破壊しかその先にはないので、その選択肢を回避しなければなりません。

まずは耳栓があれば解決できることなので、良質な耳栓を買ってこようと思いました。でも、耳栓をしていたら目覚ましで起きれるものでしょうか?(笑)