2018年8月3日(金)から5日(日)まで、富士登山をしてきました。まず、8月3日の前泊から、8月4日翌朝までの記録です。


富士山はこれまで5回登る機会があり、うち1回は天候不良のため断念、なので登頂できたのは今回で5回目となりました。成功率5/6という感じですね。

すでに最高のご来光を見たので、あんな辛い思いをしてまで登るまい! と、強い信念を持っていたのですが、今年の正月、山好きないとこの旦那とお酒を飲みながら「富士山行こう」的な話をしてしまったがゆえに、この日を迎えてしまいました…。お酒には気を付けなければいけませんw

仕事のため、集合はお互いの最寄り駅で20時集合です。

この集合時間となると、東京から富士宮へ向かうのに、品川から新幹線を使うしかありません。下車駅は三島駅、週末を迎える金曜日のこだま号は、盆と正月並みの混雑具合でした。

※自由席は小田原駅でけっこう降りるので、そこまで我慢と思うと気持ちが楽になります。

三島駅から、JR東海道線で沼津駅まで移動。沼津駅からまたJR東海道線に乗り換え、富士駅でさらにJR身延線に乗り換え、ゴールとなる富士宮駅という3回乗り換えの経路です。

乗り継ぎ時間が数分足らずしかなかったので、写真を撮りながらの移動は無理でした……。

新幹線を使い、品川駅からの移動でかかった料金は、富士宮まで4,320円。飲み代程度で行けるんですね。居酒屋→二次会→タクシーと、よくない夜を過ごすより、ちょっと旅行をして、おいしい魚料理を食べに出た方が、精神的に生産性がありそうです。

欄外ではありますが、20時25分に品川駅へ着いたので、34分発の新幹線の切符を買うことが一番の難題だったかもしれません。EXカードを持っておけばよかったと、切に思いました。

また、乗り継ぎに失敗した場合、次は23時台の到着なので、急いで歩いたこの移動は大成功でした。(※上記ルートは歩く速度を「急いで」にしないと出てきません)

夜も遅いので、富士宮駅周辺の飲み屋などはほぼ閉店済み。何店舗か空いている店もありましたが、ラストオーダーの時間帯でもあったので、宿に近いセブンイレブンに立ち寄り、簡単な夕食を買って持ち込むことにしました。

前泊の場所は、富士宮駅から歩いて5分ほどのキャビンハウス ヤド 富士宮店を利用します。

受付に入るや、大きなザックを持っている人たちでいっぱい、明らかに彼らも登山客でした。チェックインを済ませ、カードキーとロッカーキーをもらいます。宿泊施設は3300円とかなりお安い。

※タオルや歯ブラシなどはありません。ただ、50円で購入できます。

こちらのホテルはコンパクトホテルのため、部屋はカーテンで仕切られているだけ、他の人のいびきや、スマートフォンの目覚まし・着信音など聞こえてはきますが、すごく快適な宿でした。

コーヒーは飲み放題、お湯も常備、お酒も自動販売機にありますし、カップ麺やお菓子なども購入できます。外国人観光客が、かなりいらっしゃいました。

シャワールームも清潔感があり、トイレもきれいで、スタッフの対応もいい、文句なしの極めておすすめできるコンパクトホテルです。

休憩場所で、無事に登頂できますようにの乾杯をしました。

さて、この乾杯写真をFacebookに挙げたのですが、そのとき「旅行などの前日はどうも憂鬱になる」という旨の投稿をしました。僕、いつもそうなんですね。スキューバーダイビングのときも、海外旅行のときも、あと手首骨折をした入院のときもそうだったか……。

そのため、旅行前は無駄に部屋を掃除したり、今回はパソコンのファイルを整理したり、なんてこともしました。すると、その道に博学な方より「その思考は、破滅志向な可能性も」というアドバイスを、Facebookの友達を一人仲介していただきました。

明日の登山で、あるいはダイビングで、あるいは海外旅行で不意の事故に遭遇して、そこで人生がブチっと終わる状況に対する無意識下の願望があるのかもと。

なるほどー。

この憂鬱とは、培われた完全主義者の自滅傾向が己の中にあり、己の人生に対してちゃぶ台返しをしてしまいたい、という気持ちなのだと自分なりの言葉で解釈すると、ふむふむと納得します。

そんなことを考えながら眠りにつくと、疲れていたんですね。すぐ朝になりました。

山頂ホテルのチェックインに間に合うため、朝一番で出る富士山行きのバスは6時30分。

バスチケットの販売は6時20分からなのですが、早くバスターミナルに並んでおかないと乗れない危険性があるとのことで、5時45分にこの宿を出発しました。

大正解でしたね。

写真に人は写っていないのですが、観光バス1台分がすぐ満席になる人が集まり、6時10分台にはもう長蛇の列となってしまいました。

1つ目の記録はここまで。繰り返しとなりますが、最高のコンパクトホテルでした。

その2 > 富士宮口から山頂までのログ