ドトールコーヒーのモーニングCセット、ジャーマンドック。大好きです。

今週は比較的ゆるやかです。今年一番緩やかですね。なので、このサイトの更新だったり、領収証の整理だったりと、優先度は低いけれども積もり積もった作業を処理しています。

まあ、それらも水曜日にはすべて片付き、木曜日の今日は、近所のドトールでぼーっとした朝を迎えています。

事務所も2月に無事オープンし、自身の講座を確立させ、ベーシックインカムとなる部分の仕事はしっかり押さえ、今年はいくつか担当した業務において失敗をしましたが、平均的に順風満帆な2017年ではあります。1月1日から、今週のように緩やかな1週間はありませんでした。その反動か、ふと不安に陥ったのですね。

今週のような状況が続いたらどうしたものか、と。

自営業者なら、きっと毎日のように頭のどこかに潜んでいる不安です。緩やかな時間が発生すると、ぬうっと頭の片隅から飛び出てくる永遠の悩みでしょう。

先日、エクセル講座で損益分岐点売上高を求める講座を行いました。その講座用サンプルデータに、自分自身の粗利益なり固定費なりをまとめて数値を書き換え、多少なりともわかってはいるもののリアルな損益分岐点を出してみると、安全余裕率がブレブレのリスク高い運用です。

メインが講座なので、人が集まらなければ講座開催はない=無収入というわけですね。講座開催出なくなった場合、保証として6割補助をいただける契約もありますが、自分が講座を開いているので、つまりはそういうこと。固定費だけがかかり収益ゼロの状態です。

2012年、独立したてのころ、お世話になっている会社の社長から、こんなアドバイスをいただきました。

相手を助けるためにお金を使えば、そのお金は2倍になる。自分の成長のためにお金を使うとトントン。自分の欲のためにお金を使うと、使った2倍は財布から消える。

自分が自営業者として5年も続けてこられたのは、この言葉に支えられたからだと思います。つまりは誰かのためのビジネスなら、絶対に失敗することはないという意味です。

大丈夫だ、いまこの人のために時間を使っている。この人がこれをできるようになったら、業務に対するストレスが減る。他にもやれることができるようになり、結果その会社が回って、社会貢献に……。

エクセルの基礎講座を連続でやったときは、繰り返し丁寧に話そうと心がけても、同一内容を複数回話すことで機械的な話し方になり、受講生の対応が1日目より雑になる危険性をはらんでいます。

そしてすぐ別の業務、別の業務となると、相手のための仕事が、なんとかこの仕事を問題なくこなそう! という、<自分のための仕事>になってしまいます。

その意識のまま講座を続けていくと、最終的に<俺の講座>となってしまい、結局のところ2倍速で職を失っていくのではないか……。まあ、この5年間で心当たりはあり、実際に俺的講座となったものは失いましたね。

自分の仕事が、その人のためになっているのなら、最低限現状維持はできる。

ジャーマンドックを食べ終わり、パソコンを開いて気の向くままタイピングを続け、ここまで書き終えました。自分の習得した技術が、受講生のために、それが社会全体の手助けになるように。

今一度それを強く再認識することで、このもわっと出てきた不安を打ち消し、11月2日を過ごしたいと思います。