自分の事務所を持つぞ! と行動に移した動機・出来事は、この2点です。

  • 拙著「エクセルの操作」の印税が入ったこと
  • 2017年長期的にいただけるお仕事とめぐりあえたこと

就職できないので、自営業者になろうと開業届けを出したのが、2012年11月12日。そこから2014年11月まで、実家で作業をしていました。

ただ、ベッドから徒歩2歩という職場環境は、長く続ければ続けるほど脳内(または人生)バグが発生すると危惧し、2014年12月から2017年1月までの2年間ちょっと、六本木ヒルズ49Fにある「アカデミーヒルズ」を利用していました。

お腹の弱い自分にとっては申し分のないトイレ環境、ヒルズ内にはスターバックスコーヒーも3店舗あり、東京の景色を一望しながらの作業は素晴らしく何も文句はなかったのですが「共用スペース」というものに、自立していない気分……ひっかかりを感じていました。

事務所を持とうと決断したきっかけ

事務所を持つということは、たいへんコストがかかります。

現状維持でいい! と、強く思い直してはふりだしに戻り、それを何度も(すくなくとも1年前後)繰り返していました。

仕事の状況も、収入があったりなかったりの繰り返しでしたから…。

そんな2016年後半、印税が入り、仕事が決まりました。

夜に酒を飲んでいい気分になり、2017年は2016年よりも飛躍しなければならない! 俺は来年事務所を作るぞ! と、様々なところで言いふらしてしまったため、ここまで口走った以上後戻りができなくなった、という要因もあります。

アルコールで酔った自分というのが、真実の自分というもの。

酔った別人格の自分は、自ら後戻りできないような状況にしてまでも、事務所というものを本当に持ちたかったのでしょう。

実際に、本当に自分の居場所が欲しかったです。

事務所を見つけるまでの道のり1

強力なアドバイスをもらいました。

夜、めいっこたちを見送ったあと、両親とそのまま近所のレストランにいきました。自らを追い詰めるため、またここでも事務所を持つぞーという話をマスターに出しました。

するとマスターが、帰るときにまじめなアドバイスをくれたのです。

「物件探しは、たったひとつでも気に食わないことがあったら、そこはすぐにやめてください」

それが僕にとって、強力なアドバイスとなりました。

事務所を見つけるまでの道のり2

とにかく検索し、お気に入りの物件を出している不動産屋へ連絡を入れました。

ネットからの検索は、HOME’Sを愛用していました。

SUUMOでなかった理由は、「事務所可」のクエリがあるのはHOME’Sだけだったので、こっちを使うようにしました。

1週間以上は探しましたかね? 目に付いた物件を、とにかくお気に入りに入れていく。その中で気になった物件に応募してみました。

最初に連絡をくれた不動産会社からのメールは「すでにこちらの物件はご応募がありまして……」という内容。表参道の素敵なデザイナーズ物件でしたが、駄目でした。

2件目の不動産会社は、「物件はまだどこからもご連絡はありません。いますぐこれますか?」という内容。

いいじゃん! と思ったのですが、営業担当の電話応対がひどく、お客である僕に対して「うん、うん」とタメ口対応。まあ、ひどかったね。

「ごめん、なんかむかつくからやめるわ」

3つ目の不動産会社は、LINEが使えるとのことだったので、LINEでやりとりをしました。

一度電話をいただき来店予約を~とのことだったので、コンタクトを取った翌日の月曜日、不動産会社へと行きました。

電話対応は素晴らしかったですね(と思えた)。

その不動産屋が六本木駅すぐだったのも、なんだか運命的でした。あれだけ数多い不動産会社から、よく利用している六本木ヒルズの一番近いだろう不動産屋だったわけですから。

事務所を見つけるまでの道のり3

そこはいい不動産会社でよかった。

管理人が行きついた不動産会社は「ヘヤギメ!六本木店」、担当してくれた人は、雰囲気だけでいえばジョン・カビラのような人でした。

管理人が事務所として目星をつけた「表参道・乃木坂・六本木・青山一丁目付近」という要望に、次から次へと、ネットに掲載されていない物件をぼこぼこ出してくれました。

次から次へと電話をかけて、紹介OKだったらプリントアウトしてくれる。

これでもかというほど希望の内容で調べつくしてくれました。1時間ほど要しましたが、なんと希望に沿った物件を12物件用意してくれました。

よく、1番目は安い物件、2番目は高い物件、3番目は目的の物件というセオリーがあるとはテレビの情報で聞いていたのですが、そのセオリーを一切無視するように、予算と希望に該当する物件を、これでもかというほど探してくれたのです。

「あとで後悔がないように、探しつくしましょう」

とてもうれしかったですね。だんだん目が麻痺してはいましたが、水回りの位置、部屋の大きさ、家賃、すべて納得のいった物件は3件残りました。

事務所を見つけるまでの道のり4

初期投資ってどれくらいですか? とジョンさんに伺うと、だいたい×6で見積もっていただければ、という計算式を教えてくれました。

事務所=×6の初期費用が必要

東京・青山エリア地区限定かもしれませんが……初めて知りました。

  • 事務所可物件でないと、事務所としては使えない。
  • 事務所可にすると、敷金1ヶ月だとしたら、敷金が+1ヶ月=2ヶ月になる物件がほとんど。
  • 礼金は一律1ヶ月。
  • 賃料に対して消費税がかかる。
  • 管理費に対して消費税がかかる。
  • 事務所を使うには、保証会社に入らないとならない。
  • 仲介手数料は1ヶ月かかる。
  • 火災保険はどれも2年間で2万円。

金額を出してわかりやすく説明すると・・・10万円の物件で、管理費が5,000円とします。

  • 敷金2ヶ月→216,000円(税込)
  • 礼金1ヶ月→108,000円(税込)
  • 仲介手数料1ヶ月→108,000円(税込)
  • 保証会社利用1ヶ月→108,000円(税込)
  • 初回家賃→105,000円×1.08=113,400円(税込)
  • 火災保険→20,000円(税なし)

初回1か月分に必要な料金=673,400円となります。

だいたい×7に近いのか……自営業者が事務所を持つとしたら、家賃×6強が概算費用を見積もったほうがいいですね。

事務所を見つけるまでの道のり5

マスターのアドバイスを思い出します。

選んだ物件の中で、内覧がすぐにできる場所は2か所でした。最初の物件を見に行きます。第一希望と出していた物件です。わくわくでした。

オーナーはもう85オーバーのおじいさんでした。エレベーターは今にも止まりそうです。天井は173センチの僕が手をえいと伸ばせば届くぐらい、お風呂に関しては崩壊していました。

ショックでしたね。第一希望だったわけですし、ああ! 俺ってなんて不動産の目利きが悪いんだ! と呆れてしまいました。

2つ目の物件は、車で2分ほど移動したところ。

マンションの玄関に入った瞬間に、ここだと思ったのです。1件目がかなりひどかったので、素晴らしい物件に見えた、ということもあります。

玄関も、マンションの管理人さんがちゃんと管理しているかどうか、マンション歴が長いので一発で見抜けるものです。

ひとつも嫌なところがなかったんですね。

案の定、部屋も快適で、3つ目の物件を見ずに契約でした。

ヘヤギメ!さんで即決めでしたね。

事務所を見つけるまでの道のり6

保証会社とはそもそも何?

新しい物件を探すのに必死で、とりあえず契約書類関係は隈なく読んだつもりではありましたが、ハイハイと契約したことは間違いないです(;^_^A

書類の記載が終わった後、保証会社ってそういえばなんだ? という疑問に到達しました。

保証会社という存在を調べてみると、保証会社とは、家主さんが毎月の家賃収入が保証されるよう、借主の連帯保証人となってくれます。

ここまでは、存在意義がわかりました。

けれども、新日本信用保証ですと、Webサイトにもあるように、個人で事業用だと、連帯保証をまた保証会社に立てないといけません。

これって意味なくない!?!? と思いました。

どうして保証会社に1か月分の家賃相当の保証料を支払うのか、まったく意味がわかりません。これは家主のためのサービスなのだから、貸主も支払うべきサービスなのでは? と考えたわけです。もちろん借主の立場としての意見です。

新規契約に対して、家主が1か月分の家賃50%分を保証会社に支払い、借主も連帯保証になってくれるための保証金として支払う、これだったらまあすっきりはします。

どうして借主が100%支払わないといけないのでしょうか? しかも連帯保証人をまた作って。

ぐぐったらわかるかと思いましたが、腑に落ちるサイトがなく、わかりませんでした。だったら直接貸主と連帯保証人を立てればいいだけのことだよね?

これでもし支払いが1ヶ月遅れたら、「お前のところに1ヶ月分支払ってしまったからな!」という説得もできます。変なシステムです。変すぎません?

ただ、僕が家主側だったら、絶対に保証会社を入れろ、といいますよね。

余談ですが、管理会社にこの件を伝えた結果、「2年目以降は不要ですよ」と言ってくれたので、ほっとしております。

この2年間、保証会社不要となるべく、しっかりと信頼を作っていきます。

まとめ

事務所探しの詳細手順は以下の通り。

次回あるかもしれない物件探しのためにも、メモしておきます。

  1. 事務所を作る! と酔って関係各所に言いふらす。
  2. 重い腰をあげ、HOME’Sで物件探しをする。
  3. 不動産会社と連絡を取る。
  4. 不動産会社に行く。
  5. 物件を見て、内覧する。
  6. 物件を決定した。
  7. 後日、住民票、印鑑(自分の認印)を持って、契約書を書きにいく。
  8. 保証会社の書類を渡され、連帯保証人を設定するため、その書類を預かり、連帯保証人にその書類を書いてもらう。
  9. 書類には、連帯保証人の実印と印鑑証明が必要なので、発行しに行く。
  10. 保証会社の書類を不動産会社に戻す(着払い郵送可だった)。
  11. 敷金2ヶ月、礼金1ヶ月、仲介手数料1ヶ月、保証会社1ヶ月、家賃1ヶ月を支払う(胃が痛くなる)。
  12. ここから管理会社とやりとりバトンタッチ。
  13. 引越し先のインターネット加入は自由だったので、フレッツ・ドコモ光に決める。
  14. 水道は当日、東京水道局に連絡を入れて課金スタート。電気も同様に電話を入れて課金スタート。電気は電話が本当にかかりにくい。
  15. 不動産会社経由で、火災保険のおばちゃんから電話がきて、火災保険に加入。料金を支払う。
  16. 入居日を迎え、鍵を不動産会社の方から直接もらった。

最後に、両親からのバックアップ

事務所開設おめでとうということで、両親からもいろいろとサポートしてもらいました。

実家で作業をしていたので、実家に毎月お金を入れていましたが、そこからいくらか引き出していただきました。

もちろん、その額には一切手を触れず、それは自分が初期費用と毎月の地代家賃を回収できたとき、両親に旅行かなにか、プレゼントのために取っておこうと思います。

さあ、城のスペースは確保できた。2017年はがんばるぞ!